日次まとめ 2022年07月26日

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  • 空にレーザーを発射して自然発生した稲妻の進路を変えることに成功 – ナゾロジー
  • Metaが「うるう秒」廃止を呼びかける、過去にはネットサービスで大規模な障害も – GIGAZINE

    うるう秒の追加や削除に代わる新しい方法を模索していくことを表明

    前から議論され続けているから、今さら感はありますけどね。後述で引用するけど来年に向けての布石だろうか。

    関連:閏秒 – Wikipedia


    関連(2015年11月):“うるう秒”しばらくは存続、ITUの世界無線通信会議で決定 -INTERNET Watch Watch

    うるう秒の廃止を含む新たな時系の導入・影響についてさらなる研究が必要との決定が出た。今後の研究の結果を踏まえ、2023年のWRCで再び検討する。


    ちょっと深く検索したら、もう期間(6/30まで)は過ぎたけど、2023年の世界会議に向けた日本としての意見募集をしていたみたいですね。

    関連(5月31日):総務省|報道資料|2023年世界無線通信会議(WRC-23)に向けた我が国の考え方(案)にかかる意見募集

    令和4年8月15日(月)から同年8月20日(土)までの間、タイ(バンコク)において開催される第4回アジア・太平洋電気通信共同体WRC準備会合(APT-WRC準備会合)への参加に先立ち、「2023年世界無線通信会議(WRC-23)に向けた我が国の考え方(案)」(別紙2)を作成

    ええと、別紙2(PDF)の一番最後にある「決議655 時系の定義及び無線通信システムを介した報時信号の配信」ってのがうるう秒に触れたもの。

    <我が国の考え方>
    日本は、APG15 及び WRC-15 の際の対処方針「UTC へのうるう秒調整を廃止し、
    新たな連続時系を導入する。新たな連続時系は、「UTC」の名称を引き継ぐ。」と同様に
    うるう秒を廃止し、新たな連続時系を導入することと、
    新しい時系を引き続き UTC と呼ぶことを支持する。
    第 27 回国際度量衡総会(2022 年 11 月)に上程予定の UTC の使用及び
    今後の展開に関する決議案 D にて提案されている「UT1-UTC」の許容偏差の
    上限値の引上げについては、実質的なうるう秒調整の廃止及び
    連続時系の移行を導くものであることから、我が国として CGPM の取組を受容する。

    ちなみに引用部に出てくる「WRC」っていうのは件の「世界無線通信会議」の略称。うしろの「-15」とか「-23」は開催年。
    「APG」ってのは「アジア・太平洋電気通信共同体WRC準備会合」のことを指し、これを更に「APT-WRC準備会合」と略す。
    「APT」は「アジア・太平洋電気通信共同体」のこと。つまり、WRCに向けたAPTでの会合がAPGってこと(わかりづらいが)。
    「UTC」の方は学校の授業のどこかで触れて知っている方もいるとは思いますが、「協定世界時」のことです。
    「UT1」とは「地球の自転によって定義される世界時」のことらしいです(世界時にはUT0、UT1、UT2、UTCと種類がある)。
    あと「UT1-UTC」ってのはたぶん「DUT1」のこと(UT1とUTCとの差)。
    「CGPM」は「国際度量衡総会」の略称で、そこでは世界で使う単位などの定義を扱っていて、時間に関する単位の「秒」にも関わってくるからこの総会も関係してくる。

    取り急ぎの確認だったから上記が間違えていたらごめんなさい。

    より具体的に知るには、2015年に開催されたWRCやAPGの内容を確認する必要がありますが、さすがにこれ以上は時間がかかりそうなので割愛。
    いやはや一般人には単語(名詞)を確認するだけでお腹いっぱいになりそうだ。

    ただITの枠組みだけの話じゃない小難しい内容なのだろう、ということは察することができるんじゃないでしょうか。

    関連:世界無線通信会議 – Wikipedia

    関連:アジア・太平洋電気通信共同体(APT)/Asia-Pacific Telecommunity

    関連:協定世界時 – Wikipedia

    関連:世界時 – Wikipedia

    関連:DUT1 – Wikipedia

    関連:国際度量衡総会 – Wikipedia


    日本としては(5月末時点の案では)現行のうるう秒は廃止して、新しいやり方のものを導入しようっていう考え方のようですね。
    これはまぁ今回のmeta(旧facebook)みたいな大企業が表明していることといい、方針としてはそうなりそうだなとは思う。

    ただ、下記関連で、前述の2015年11月の時の世界会議前の2015年5月の内容として、
    「2015年の会議で仮に廃止が決まっても猶予期間の関係上、最速で廃止時期は2022年となる」とかあるから、
    2023年で仮に決定したとしても同様に、最速で2030年付近とかまだ先の話にはなりそうですね。

    関連(2015年5月):「うるう秒」18年ぶりの平日実施──7月1日午前に「8時59分60秒」挿入 -INTERNET Watch Watch

  • ロシア、宇宙ステーション離脱へ 24年の運用期限延長せず | 共同通信