一般
- 爆破予告に気付かず、議会開会 北海道、週末にメール | 共同通信
しかし予告メールを送った側も「明後日」なんて表現をするのはどうなんだとは思う。
これは相対的な表現だから、どこかの日を基準にしなきゃいけない(どこの日から見て明後日なのか)。
その基準がいつになるのか、ってのは、おそらく送った側からすれば「送った(送信した)日」なんだろうけど、
そもそも電子メールは、「送った日」にメールが届くとは限らないんですよ。
例えば、北海道から現実の郵便で「明日、●●します」といったような予告内容を、
沖縄に送ったとしても、受け取った日にはもう、「その明日」は過ぎちゃってるでしょう。
現実のメール(郵便)と同様に、電子メールも届くまでの間に「ネットワーク経路」がありますし(メールデータ内に通った経路情報は記録される。具体的にはメールヘッダの「Received」)、
経路を複数通っていく場合は(現実で言う「郵便局」を複数中継するイメージ)、相応に届くまで遅延していったりします(現実の郵便よりかは、はるかに短時間ですが)。
もちろんメールサーバ自体の障害が原因での遅延もありますけどね。
そういうのもあって、現実の郵便だろうが、電子メールだろうが、
そんな近々の日数で、しかも基準日が不明瞭な相対的な日の表現をするなんて、
「普通」はするものじゃないんですよ。
今回の場合、分からずやったのか、分かっててやったのか(愉快犯の類など)は分からないですけども。
それはそれとして、伝える必要がある日時なら正確に書くべし、ってのは個人的には鉄則だ。
(システム的な話にもなってくるが、これは24時間を超える表現でも同じだな。例えば、今日の12/4 26:00とするのではなく、明日の12/5 02:00とすべき。
テレビなんかの深夜番組の放送時刻ではこの手の表記が一般的だけど、個人的には好めない。
書き手、読み手の違いで誤った解釈をされるリスクは無いほうが良いですからね。
特に時間については、日が変われば曜日が変わるんだから12/4 26:00の表記じゃ水曜と解釈されてしまう可能性が出てくるけど、
12/5 02:00だったら木曜ですしね。これ、企業の勤怠とかでは多大に影響しうるんですよ。
例えば水曜が通常の出勤日で、木曜が休日に設定されていたら、当然、12/5 00:00-02:00の間は、木曜なので休日出勤としての判定がされなきゃいけませんからね。
なのに12/4の延長として記載したら、水曜判定されうることも出てきてしまうわけで。
こういうのはシステム・プログラムが対処するより、現実としてあるべき運用で、記載の方をちゃんとした方が諸々 楽ですからね。
そういうのも含めて、相対的な表記は肝心な場面では極力するものじゃない、ってのを言いたい。
まぁリアルタイムの「会話」だったら、「今」が基準になるから、相対的な表現でも、誤って伝わる可能性は低いでしょうけどね。
少なくとも「メール」は「会話」じゃなく、区分としては「文書」の類だろう。)
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もしかすると似たようなことをどこかで書いたかもしれないが(下書きでは書いても投稿する前にがっつり削除するってのはよくやるので、公開したもので書いたかどうかの記憶は全くない)、
数百万年 保存できたとして、現実的にそれを使って運用できるかは別問題ってのはある。
媒体自体の入手がクリアできたとしても、
長期間の時間があけば、技術の進化、あるいは退化もありえることで、
そして「媒体に保存した事実」と「媒体から読みだす技術」の両方が別途伝わっていなければ、
書き込まれたデータが読みだされることはない。
まさかその事実と技術を同じ媒体に保存するわけにもいきませんからね
(鍵のかかった金庫の中に、その鍵の暗証番号が書かれたモノなどを入れて保管するようなもの)。
そうして別な方法で伝わっていくと、世代を経ていき、内容が正しく伝わらなかったり、
最悪、失われたりするってのは歴史からも分かることです。
保存技術そのものよりも、そういったことを防ぐための、「正しく伝える(伝わる)」運用・方法を開発することの方が現実的には重要なのかもしれないな。
いやもちろん技術開発自体も通常は良いことですけどね。使える場面は出てくるかもしれませんし、何かに流用したり、発展したさらなる技術につながることだってありますから。
この辺は単純に何が大事かの優先度や、目的次第の話です。それによって適した技術なり方法なりが違う。
例えば必ず残さなきゃいけないデータ(記録)であれば、究極的にはデータの保存期間が短いか長いかが重要なのではなく、
前述通り必ず「正しく伝える(伝わる)」ことが大事ってだけ。
それが出来るなら口伝(くでん)でもかまわないでしょう
(当然、実際に口伝は使えませんけどね。人に依存したら改ざんや喪失が出てくるし、保存できる量も少ないだろう。あくまで「出来るなら」っていう前提、仮の例え)。
しかし、ある種のロマンはあるな。
もはや「創作」の部類となるが、ひょっとすると今現在、そこらに、あるいはどこかにある石の中に、
超高度な技術を使ったデータが保存されているかもしれない。
その技術は現代には伝わっておらず、誰もが、まさかそんな場所にデータが保存されているとも思わず、
人知れず古(いにしえ)のデータ(記録)が失われていくのであった・・・なんて。
冒頭でも触れたけど、この辺、技術が伝わっているかどうかのほかにも、「媒体(この例だと『石』)に保存した事実」も伝わっていなきゃいけないんですよ。
そうじゃなきゃ、その媒体の価値すら見いだせず、ただの『路傍(ろぼう)の石』という認識になっちゃいますからね。
その辺にロマンがあるな、と。 - 世界初、原料に使用済み紙おむつ トイレットペーパー開発 鹿児島 | 毎日新聞
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しかしSNSでちょっと見かけたけど、QRコードはバーコードではないです。
「バー(棒状)」のコードで表記されたのが「バーコード」であって、
QRコードは「バー」の表現ではないコードですからね・・・。
ちなみに請求書払いの際にバーコードが使われていたりするから、
この記事の場合、たぶんバーコードとQRコードの両方な雰囲気はあるので、
合わせて使う場合は「バーコード決済」ではなく、「コード決済」って表記のが正しく伝わるだろう。
これはあれかな、ゲームのことをなんでもかんでもファミコンとかいってるのと同じようなものでしょうかね。
ちゃんとその文字、単語の字面や意味を見れば、知れば、使い方がおかしいということは分かるんだけど、
概要・概念だけで部分的に、曖昧に理解している言葉を使おうとすると、それ(おかしなこと)には気づかないってのは、まぁよくあることだ。
あとは単純にミスるときもあるな。頭では分かっているんだけど、反射的に慣れている言葉の方でそう書いちゃう、言っちゃうケース。
これは個人的にもよくあることだ。
うーん、でも、たまたま下記関連を見ていたら、ハッとしてしまった。
関連:配偶者のことを「旦那」と表記したら、「それは働いて給料を家庭に持ってきてくれる人」を意味するので今時は不適切…とご指摘いただいたが語源を調べると色々面白かった – Togetter [トゥギャッター]
「筆箱に筆は入れない」とか、「下駄箱に下駄は入れない」っての。
現代においては「下駄箱」ではなく「くつ箱」というべきだろう、とは わざわざ突っ込まないし、
「筆箱」も同様に筆を入れることなんてしていないし、そもそも「箱」ですらなかったりするんだから、
・・・いやじゃあなんて呼べばいいんだろうって感じだ(検索したら「ペンケース」で単独表記か、筆箱と併記する形が多かった)。
だけど一方で、レコーダー(録画機)の機能とかにある「巻き戻し」は、今は「早戻し」という言葉が使われている。
(昔は保存する一般的な媒体は「テープ」だったから、物理的に「巻かれた」状態だったので、「巻き」戻しなんて言葉が使われていたりしたけど、
今は媒体がDVDやBlu-rayやHDDなどで、デジタルでの操作だったりするから、テープを前提にした用語は一般的ではなくなっている。)
そういう風に言葉が置き換わっていくべきものは確かにある。
でも少なくとも今現在は、一般的にはバーコード決済って言ったときは、QRコードも含めて想定しちゃうものなんだろうな。
この辺、時代と社会通念とで、なかなか言葉として難しいところだな・・・。
自分は常々、「正しい言葉」よりかは「伝わる言葉」を使うべきだと思っていたが、「正しく伝わる言葉」として考えると、なかなかに悩ましくなった。