日次まとめ 2026年02月07日

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  • ドイツの声優がネトフリ吹き替え拒否 AI訓練に使用は「自滅」:時事ドットコム

    出演契約では、AIの訓練に関する声優への対価は、訓練後にAIの音声が作品に使用されれば支払われる。

    これ、AIで使われてもちゃんとお金が支払われるんだから良いじゃんって言い出す人もいそうな気はするけど、
    まさにここの部分が大問題になってくる契約内容だと思う。

    だって、未来永劫、AIが使われたらデータ元になっている演者に必ず払うってこと自体が現実的には無理でしょう。

    演者だって生命である以上、いつかは死ぬんだから、そうなったときじゃあ支払先はどこになるんだ、となり、
    子々孫々にまで支払われ続けるってことはまず無いだろう。

    そしていつかは「演者がいなくなっても、AI音声は無くならず使える状況」になります。

    つまり、対価ってのはあくまで近々の自分たちだけが助かるだけの話であって、
    でもその業界自体に対しては真綿で首を締めるような「自滅を招く」ことになっていく可能性が結構な確率であるんだから、
    そういう契約に演者が同意しかねるってのは、個人的にはとても理解はできます。

    AIの音声に仕事が奪われかねないことから、声優側は声の提供が「自滅を招く」(独メディア)と警戒
    (略)
    声優組合は「われわれはアーティストであり、(AIの)データソースではない」と徹底抗戦の構え


    仮に契約として、本人ではない所属事務所などの組織に対してデータ元の声の権利を委ねることになって、
    支払い先が組織などになったとしても同じ話。

    権利を管理する組織などだけ存続し続けていても、演者がいなくなれば、演じる側の業界としては死ぬ。

    もちろん消費対象としてのエンタメ業界は残りますから(全部、AI生成物にとってかわることになるやもしれませんが)、
    自己利益だけ考えれば提供者や消費者側は関係ない話で問題なく受け入れることは出来るとは思います。

    しかしそうなってくると、表現者=アーティストである人間側の技能自体も行く行くは消滅することを示唆しますから、
    それ(人間の技能の衰退・消滅)を良しとできるのかってのは、
    人間の未来として大局的に果たして問題ないと言えるのかってのは、きちんと考える必要があるだろう。

    でも、正直なところ大きな動きそれ自体は抑えられないとは思っている。

    人間って、便利なものがあれば怠惰になっていきますから、それ無しでは成り立たなくなってくる
    (現時点だって、スマホや、それよりもっと根ざしている電気やネットがなくなれば大混乱に陥るだろうし、死に直結する人だって出てくるレベル)。

    エンタメならまだ生活に必須とは言えない技能だから、事の本質には気づきにくいかもしれませんが、
    これが別の分野でも起こりうる話だとしたら、そのうちはるか遠い未来の話になるやもしれないが、
    人間は自分たちで何かを生み出すほどの技能を持たなくなり、文化としては色々と失われてしまうのかもしれない。

    もし修理する技能すらも持たなくなってしまったら、機械やAIが壊れたとき、誰が対応するんでしょうね。

    まぁさすがに人間もそこまで愚かだとは考えたくないので、最低限必要な技術だけはきちんと引き継がれていくことを願っておきます。

    こういうのは途中で失われてしまうと復元するのは場合により困難になりますから、
    今 生きている人たちにとっては関係ない話だとしても、今からでも対応は考えておくのが無難なんです(そしてその必要性は誰もが理解する必要がある。今 利益がないと必要ないものとして排除する人って必ず出てきますからねぇ・・・)。

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