ゲーム
- CNN.co.jp : ゲームに変革をもたらした日本製品8選<下> ソニックからポケモンまで – (1/3)
- 『ポケモン ウルトラサン・ウルトラムーン』あのエピソードの真意は? 開発者たちが明かす、ストーリー制作秘話【ネタバレ注意】(1/5) – ファミ通.com
- 情報処理学会による人工知能ゲームプログラミングコンテスト「SamurAI Coding」開催 | スラド デベロッパー
技術・事業等
- ワカメ色落ち、解消する技術開発 栄養不足対策で徳島県:朝日新聞デジタル
- CNN.co.jp : 「燃える氷」は新時代のエネルギーとなるか<上> 日本で進む研究 – (1/2)
- システム更新で「テキストの左揃えを右に変えるのに300万取られる」のは妥当!? 「大企業は体制もシステムも古い」「外注しているから内製の力がない」 | ガジェット通信 GetNews
その左揃えを右揃えに、ってのは一般的には確かにその値段で、ってのは考えられないことかもしれませんね。
逆にシステム開発している人だったら、環境・状況によりありえるってのは想像できるのですが、この辺の乖離は値段を決める上でたまに頭を抱えることもあります。
例えばwindowsの標準のメモ帳で右揃えをしようと試みてみればいい。
そして自分の中で出来たと思ったらフォントを全て変えてみればいい。
さらに文章の中に半角カナを入れてみればいい。
途端に自分が手動で右揃えにしたものが全然揃わなくなったりするでしょう。
そのシステムを利用する側がどういったものを入力するとか、どういった環境(フォントを使うか、とか)なのか、要件を洗い出さなきゃいけない。
あとはそのシステムがどういった物で実現しているかによっても難易度が全く異なる。
Web(html)やwordみたいなリッチな環境だったらその環境が用意している機能を使ってだいたい終わりです。
そうではない環境、例えば前述のメモ帳しかりだったら、右に揃えるのをどうやって実現するか、その手法・設計を考え(普通は空白で埋めるでしょうけど)プログラムに落とし込んで、そしてテストをしてっていう工程を踏んで完成させていく必要がある。
そのテストも前述した通り、フォントが変わったら、特定の文字(半角カナ等)があったら、とかいろんなパターンを用意して試してみて、要件を満たせるか(正常に右揃えできているか)というのを確認していく。
そこで例えば、よくありそうな不具合か仕様かの分かれ道といったら、文章の端にユーザが空白を入力したら、でしょうかね。
実例をあげると「あいうえお」を1行全角10文字分の領域で右揃えにしたい場合は、先頭に半角空白を10個入れるか、全角空白を5個入れるかで調整します(これももちろんフォントによりきりですが)。
「 あいうえお」みたいな感じにできれば右揃えになりますね。
でもユーザが「あいうえお 」のように全角空白を後ろに2個入れてしまったら、先頭に全角空白を3個入れるだけで果たしてよいのか、という状況もあったりします。
「 あいうえお 」って感じだと、見た目では空白は見えませんから、「右に揃ってない」とユーザは思い込んで「これはバグだ!」と言いかねません。
システム側からすれば「いやいや、見えないだけで本人が全角空白を入れてるじゃないですか」ってなったりすることもあるんですよね。
そのまま右寄せしたらユーザが入力した右側の空白分、見える部分の文字は左側に寄ってしまうから、その右側の空白は「削除していいか」「残すか」なんていう要件的なもので、ユーザと話し合ってどうするか仕様を決めるとか、こういった細かいやりとりも発生したりします。
もちろん既に作られているシステムを改修する場合は他の部分に影響を与えないかっていう確認とかもありますから、
単純に左揃えを右揃えにかえたっていう機能の確認だけすればよいものでもなくなってきます。
古いシステムだとリファクタリングされてなきゃ、プログラムもつぎはぎ状態が多くなるので、関係ないと思っていた部分に影響を与えることもでてきますからね。
要件・仕様が決まりさえすれば作るのはさほど難しくはなくても、そこに至るまで、もしくはテストの工程って時間=労力がかかってきて、どうしてもお金に跳ね返ってきます。
特にシステムについては、商品といっても消耗品みたいに全く同じ物の買い替えなんてありませんし、いったん納品すればそれはそこで物としてはおしまいになってしまいますから、関わってくる人や時間の合算が料金の基準になりやすいのです。
当然費用は原価・人件費だけではないですし、企業としては利益を出さなきゃ事業としてやる意味はないですから、それも乗っかってきて、って考えていけば、果たしてその金額が本当に高いかどうかっていう判断基準にようやく到達できます。
印象では確かに高いと思っても、背景がわからない限り、決してありえないとは言い切れないっていう乖離(ギャップ)をどう企業とユーザ側で埋めるかってのに適した題材の記事だなぁと思いました。
システムだけの話ではないですが、こういうのって「思い込み」が一番厄介です。論理的にいろんなケースで考えて、「ありえなくはない」ものを見つられるかどうかで、視野も想像・考察・読解も異なってくる。
考える力に直結してますから、理解できるかどうかのボーダーラインもこういったところでしょうね。
例え自分が知らない分野であっても、何もしない(考えることを放棄する)とそこで終わってしまうし、場合により誤解したままになることすらある。
できうる限り相互理解ができる環境になればよいなぁとは思いますが、人間っていうのはいかんとも・・・。