日次まとめ 2018年05月29日

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  • 土地を放棄できる制度、政府が検討 要件・引受先議論へ:朝日新聞デジタル
  • 障害基礎年金 1000人に「審査し支給取りやめも」通知 | NHKニュース

    支給要件を満たすかどうか都道府県ごとに審査が行われていましたが、地域によって審査結果にばらつきが見られるとして、去年4月からは東京にある日本年金機構の「障害年金センター」が一元的に審査を担当

    仕事の評価しかり、人によって審査・判断基準が異なるのって場合によりかなりの問題になりますからね。
    極論として例を言えば、相対評価は例えばテストで100点の人と95点の人を比較して、95点の人は100点の人より点数が低いから頭が悪いって評価するようなものです。
    絶対評価は90点以上は頭が良い、などと設定して、100点の人も95点の人も両者とも頭が良いと評価することです。


    ピックアップ元の障害基礎年金の審査については、下記関連を見るとやはり基準が曖昧なものが含まれているようです。
    関連:障害基礎年金の受給要件・支給開始時期・計算方法|日本年金機構


    例えば視力とか聴力なんかは数値化されて絶対基準が設けられていますが、中には「著しい障害を有するもの」なんていう数値化できない表現の判断基準が含まれています。
    そうしたところで各地域の各審査員の判断結果がバラついてしまうのでしょう。
    それを同じ場所(一元化)で判断するようになれば、少なくとも同じ症状に対してある人は審査が通ったのに、ある人は通らなかった、なんていう不公平はまず発生しにくくなります。
    さすがに不公平な状況が出うるのは是正しなきゃいけないので、今回の一元化については理解できる内容となっています。

    直ちに支給を打ち切るのではなく、医師の診断書などを改めて提出してもらって審査を行うことにしており、個別の事例を見ながら、対応を考えていく

    それにちゃんと外部(医者の診断書など)の判断材料も含むようですし、個別の事例を見ながらっていう記載もあるし、審査員の独断や主観だけになるような状況でもなさそうなので、合理性においても恐らく信頼はそれなりにある手法となるとは思います(思いたい)。
    だから一元化と再審査については「あるべき状態に着地する」ので問題はないんじゃないのかな、という感想です。


    難しいのは受給は引き続きできるが障害等級が落ちるようなケースでしょうね。
    障害の程度をどう判断したのかクリアにし、また審査結果をどう納得させるかって部分に力を入れないと。
    もし見えない審査で結果だけ伝えるような方法を採ったら、そりゃ納得できない人もでてくるでしょう。
    個人的にはそういうところがどうなるかまだわからないのが不安要素だと思います。

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