日次まとめ 2021年06月29日

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  • 次世代太陽電池「ペロブスカイト」、抗マラリア薬で変換効率が実用化レベルに向上(ニュースイッチ) – Yahoo!ニュース
  • 「インターネットトラフィックの大部分を占めるNetflixはネットワーク使用料を支払うべき」とISPが主張 – GIGAZINE
    Netflix側にかかる利用料はユーザーが直接Netflixに対して支払っていますし、
    ISP(≒通信会社)側にかかる利用料もまたユーザーはデータ通信料などとしてISPに支払っているわけです。

    そこでNetflixのデータ通信量が多いからといって、
    なぜISPがユーザーに対してではなくNetflixに対して料金を請求するんだ、って話ですね。
    利用しているのはユーザーであって、Netflixではないですから。

    でもユーザーに対して直接料金を請求すると、本来は商取引としてはそれが当たり前であるのに、
    反発を受けたり、最悪、解約に至ってしまいますからね。
    そりゃあ通信会社からすれば、お金を持っているところから引っ張ってきたくなります。
    だけどNetflix側すれば知ったこっちゃない話ですからね。
    通信会社がデータ通信量に対して適切な費用をユーザーに課せば済む話で。


    しかし、それでもお金や力、影響力を持っている人には、そう至っているが故の相応の責任や義務が働くわけです。
    貴族で言うところのノブレス・オブリージュなんて言葉は割と有名ではあります。

    関連:ノブレス・オブリージュ

    よく企業が「社会への貢献」云々とか商売に直接関係ないことをアピールしているのも、
    この辺は関連の一端としてあるものです。

    関連:企業の社会的責任 – Wikipedia


    Netflixが相当のデータ通信量を占めているなら、
    その責任を本人たちだけの話ではなく、もっと上位の視点でも持つべきだ、という考えが出てもおかしくはありません。

    そういう意味で単純に商売だけの話で割り切れないのがちょっと難しい、厄介な話なんですよね。
    正解がある類じゃないですし、それぞれの「目的や動機、本音を隠した建て前」の部分でたいていの話が動くでしょうし。

    しかもなぁ、本来はこれって根本に関わってくるのはユーザー=利用者であるハズなのに、
    こういった仕組み的に結論が出るまで当の本人であるユーザーが蚊帳の外になるってのも問題ではありますよね。

    まぁこういう時にユーザーの言動は「世論」として結果に影響を与えることは出来るものではありますけど、
    それは不確かなものなので、なんともモヤモヤすることは多いです。

    個人的には今回の件は自分は関係しないってのがあるので(日本国内の話ではないし、Netflixユーザーでもない)、
    その国における社会の縮図が見れうるという意味では、面白い話題として見る程度ではありますけども、
    どこの国や場面でもこういった仕組みに関する話はいつ出てもおかしくはないですからね。
    その時、ユーザーとしてどう影響するかってのは時間があれば考えても良いとは思います。

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