日次まとめ 2024年06月20日

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  • 高評価レビュー投稿者にSteamキー配布か?インディーパブリッシャーBD GamesがSteamからBAN…『バイオプロトタイプ』や『アーティファクト・シーカー』がプレイ不可に | Game*Spark – 国内・海外ゲーム情報サイト

    理由としては、BD Gamesが高評価レビューを条件としたSteamキー配布を行なっていたことが挙げられる模様。
    (略)
    Steamでは規約として、金銭やそれに類する報酬などと引き換えに「ユーザーレビュー」を行わせることを固く禁じています。


    ゲームそのものの話題ではないが。

    そのゲームを純粋に楽しみたいユーザーからすればパブリッシャー(販売者)がBAN(追放、権利の剝奪等)されるのは不利益ではあるだろうけど、
    レビューで判断しようとするユーザーからすれば、レビュー内容に健全性がないのはそれも不利益だから、BANすべし、とはなりますね。

    で、順番的には判断材料の方が先にくるべきだから、レビューの健全性を優先するのは当然のことだろう。

    もとより良いゲームだったら良い評価になるのを自然に任すべきではある。営業の努力としてするべき方向ではないというか。


    しかしあれだな、Amazonのマケプレでも、ちょっと前まで、レビューするとAmazonギフト券で還元とかやってたのは中国の業者が多かったからな。

    別の場所でもそういうのが横行しうるのは、さもありなん、と思ってしまう。


    6/7付けでピックアップしたけど、もし日本の業者がやっていたら、プラットフォームからのBANだけでは済まされず、ステマ関連の法にもひっかかるだろうなぁ。

    関連(6/7)実例:ステマ規制、初の行政処分 医療法人、高評価投稿で注射割引 | 共同通信

    インフルエンザワクチン接種費用を割り引くかわりに、グーグルマップでの病院に関する口コミに高い評価を書き込むよう依頼し投稿させたのは「ステルスマーケティング(ステマ)」に当たり、景品表示法に違反するとして


    単に営業としては別方向ならやりようはあるんですけどね。

    例えば、日本でよく採られているのは、X(旧Twitter)なんかを使って、「フォローして、リツイートしてくれた中から抽選で●●をプレゼント」みたいなやつ。

    これだとステルスではなく、オープンに宣伝(情報拡散)をお願いしているものだし、懸賞の類にもなるから性質がまた変わってくる。

    (もちろん、こういった方法はネガティブな結果になりうる可能性もゼロではないが、内容がユーザーに委ねられている部分が大きいという意味では健全な部類だろう)

    関連:懸賞 – Wikipedia

技術・事業・セキュリティ等

  • 英国の宝くじ「ロト」は27枚買えば“必ず当たる” 英数学者が23年に発見 その方法とは?:ちょっと昔のInnovative Tech – ITmedia NEWS
  • 米クラーケン、入金システムバグ発見の「セキュリティ研究者」と対立 | あたらしい経済
  • 「これはさすがに……」 キャッシュレス推進“ピクトグラム”コンクールに疑問の声相次ぐ…… 主催者の見解は(1/4 ページ) – ねとらぼ
    まぁ確かに。一般的なピクトグラムの定義ではないなぁ。とはいえ、それはそれでいいんじゃないかと思うところはある。

    関連:ピクトグラム – Wikipedia


    パースさんという方が提唱した「記号」を3つに分類した表現方法があり、
    それが「icon(アイコン。イコンと呼ぶことも。類像)」「index(インデックス。指標)」「symbol(シンボル。象徴)」
    で、直接的に対象を表現して図式化したものはアイコンに当てはまります。

    関連:チャールズ・サンダース・パースによる記号の要素とクラス – Wikipedia


    ピクトグラムも大枠ではアイコン(類像)の一種と言えますが、
    アイコンは単に機能などを図式化した用途で、
    ピクトグラムの場合は、何らかの事柄を伝えるために表現した図式、
    といった感じで使い分けはされています。

    例えば単純に「トイレ」であることを示すだけなら「アイコン」で、
    「男子トイレ」「女子トイレ」とそれぞれ意図して伝えたい場合は「ピクトグラム」といった感じで、
    用途で呼び方が変わると思えばいい。

    まぁこの辺は人間が、人間のために定義しているだけだから、
    別に何が正解かというわけでもなし(強いて言うと、多くの人が共通認識としているものが正解)、
    将来的に認識が変わることだってありえるものなので、
    とりあえず今現在についてはそういうものだと思えばいい程度。


    いずれも、基本的にはその図だけで連想して分かるようなものにしなければいけないということですね。

    難しいのは、当然、「文字」を使ってしまった場合、その言語を知らない人には伝わりませんし、
    「文化」や「知識の水準など」が違えば、表現された図の意味もわからない場合があります。

    つまるところ、万人に伝わる記号を作り出すってのはまぁ無理とも言っていいレベルの困難さなので(※)、
    より「多くの人に伝えるのが根本の目的」にあるのなら、多くの人が知っている文字を用いて表現すること自体、
    アプローチとしては間違ってはいないだろうというのは主観です。

    ただそれは、定義上の「ピクトグラム」とは呼べないってだけの話で。


    ※万人に伝わる記号を成すには、
    まず万人が同じ共通認識を持たなければいけない=同じ水準の知識≒学習が必要だし、
    それを広く周知するためのネットワークや手法≒伝えるためには伝わる各言語も必須になる。

    が、そもそも言語で伝えられるなら、その言語で直接伝えばいいって話になっちゃいますからね。
    それなら始めから共通言語を作って、それを万人に学ばせた方がぶっちゃけ効率は良いだろう。

    ただピクトグラムは、優れたものであるなら、図で、わずかな大きさの表現だけで、
    その大きさ以上の情報が伝えられるポテンシャルを持ってますから、
    言語があるからといって図(デザイン)が不要になるということではないですけどね。

    まぁもともと文字自体、成り立ちは「図、記号」が先ですからねぇ。
    この辺、本末転倒というわけではないけれど、文化的にはおもしろいよなぁとは思う。

    関連:絵文字 – Wikipedia

    関連:象形文字 – Wikipedia


    言いたいことは「本質を見失うな」ってことですね。

    「ピクトグラム」の定義から外れているんだから、
    それは「ピクトグラム」じゃないだろう、それでは「ダメだ」と批判して終わっていいのかというと、
    文字も記号も、そもそも「伝えるため」に在るものなんだから、
    より多くの人に伝わるのであれば、ピクトグラムの定義に囚われるのはどうなんだ、という。

    結局、定義も含めて、前提を共通認識させないといけないんですよね、この辺は。

    それがブレている限り、意見が一致することはないので、
    このコンクール及びその結果の是非については正解・不正解を明確にするのは難しい。

    少なくとも、自分の意見としては、文字しか書かれていないデザインなら、
    それは「類像」ではないので、「ピクトグラムのコンクール」としてはダメだろうとは思う。

    一方で、伝える、という目的からすれば、英語が読めなきゃ伝わらないから最適とは言えないけど、
    でもキャッシュレス決済を使っているくらいの文化レベルであれば、
    このくらいの英語なら判別できる割合がそれなりにいるだろうから、
    「万人ではなく多くの人に伝える」趣旨であれば、前提条件次第ではあるけれど、
    及第点ではあるんじゃない? という感じ。

    で、「ピクトグラムとしてダメ」なのか「伝えるものとしては及第点(仮)」なのかどっちが正解なんだ、
    ってのは、「コンクール」である以上、主催も参加もしていない第三者がそれを決めるものじゃないから、「知らんがな」になるよなぁ。

    ルールに解釈の余地があったら、それを判断するのは一般的には審査する側ですしね。
    スポーツだってそうでしょう。まぁ審査員もミスをしないわけではないから、絶対とは言いませんけども。

    言えることは、「視点によって評価が変わる」ってだけだ。

    しかしそれだと、異なるモノサシを使っているようなものだから、
    今回のように評価及びそのコンクールの信頼性が低くなりうる意見が出るのは避けられないでしょうね。

    そうさせないための運用(解釈の余地を極力なくすための前提や条件、ルールの類の提示や周知など)が今回は甘かったんだろう。

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