ゼノシリーズ:自分用覚書~ゼノブレイドクロス決定版の発売に向けて~

ゲーム

記事タイトルのままの内容です。
西暦2025年2月1日 公開 (西暦2025年1月24日時点までに表に出た情報でまとめたもの)
(以降、更新するかは未定。長文すぎてメンテが大変なので。。)

前置き

ゼノシリーズとは

高橋哲哉(旧スクウェア、現モノリスソフト所属)氏により生み出されたSF作品である。

ゼノシリーズ – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BC%E3%83%8E%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA

というような流れで個別の作品について詳細に解説とかしたいのではなく、
当 覚書(おぼえがき)の意図は、WiiUで発売されたゼノブレイドクロスの決定版が、
Nintendo Switchでゼノブレイドクロス ディフィニティブ・エディション(決定版)として、
2025年3月20日に発売するにあたり、それに向けた復習をすべく、より楽しむために、
「ゼノ」シリーズ、ゼノブレイドクロスの世界を理解、考察する上でポイントになる部分をまとめたもの。

考察を含め、ネタバレゲーム内で語られていない部分も多いに含む(書籍など、設定資料等で得た情報)。
そして最初に書いておきますが、ゲーム画像は一切使っていません。自分が書き起こした文字のみです。

しかしネタバレなくして、複雑なゼノシリーズの世界の理解はぶっちゃけ難しい
ってところで、結構、切り込んで書いてしまっている部分もあって、
だけど自分なりにぼやかしたり、略したりした表現で迂回は試みたりで何度も修正を繰り返した結果、
満足する前に力尽き、ここまでやって非公開なのももったいないな、もういいやと公開したものです。

記憶から引っ張り出してきたものもあるため、事実のように書いてある場所が
間違っている可能性もあります。ご了承を。

関連リンク

Switch版(決定版):公式サイト:
XenobladeX Definitive Edition(ゼノブレイドクロス ディフィニティブエディション) | Nintendo Switch | 任天堂
https://www.nintendo.com/jp/switch/bas6a/index.html

補足:WiiU版(無印版):公式サイト:
『XenobladeX(ゼノブレイドクロス)』公式ホームページ
https://www.nintendo.com/jp/wiiu/ax5j/index.html
※決定版の公式サイトには掲載されていない情報あり(ショートストーリーなど)

補足:WiiU版 XenobladeXの電子マニュアル(PDF)
https://www.nintendo.co.jp/wiiu/ax5j/detail/manual_ax5j.pdf

補足(決定版の公式の記事):2024年10月30日
Nintendo Switch『ゼノブレイドクロス ディフィニティブエディション』が2025年3月20日に発売決定。 | トピックス | Nintendo
https://www.nintendo.com/jp/topics/article/3a53d46b-2fcc-4f80-bd16-df65e0966e79

補足(決定版の公式の記事):2025年1月10日
『ゼノブレイドクロス ディフィニティブエディション』の最新映像を公開。ゲーム序盤に役立つ早期購入特典も登場。 | トピックス | Nintendo
https://www.nintendo.com/jp/topics/article/affcb913-bad5-485e-ad4e-ad9b4d5ee26c

あとは書籍として主に下記を参考。
※古い本もあって公式のリンクが難しかったり、チグハグになるので、
興味がある方は自分で調べてください・・・。

  • スクウェア公式ゼノギアス設定資料(Xenogears PERFECT WORKS the Real thing)
  • ゼノサーガ エピソード1 力への意志 オフィシャル設定資料集
  • ゼノブレイド ザ・シークレットファイル モナド・アーカイブス
  • ゼノブレイド2 オフィシャルアートワークス アルスト・レコード
  • ゼノブレイド3 オフィシャルアートワークス アイオニオン・モーメント
  • ゼノブレイドクロス ザ・シークレットファイル アート・オブ・ミラ

あった方が良い前提知識

【共通】ゾハル

地球で発見された謎の物質である。全ての物語は間接的にコレに翻弄されている。
ざっくりと言えば、別の領域を繋げるモノ。
上位領域の存在が通ってきたり、人間が物理的に認識している、見えている領域(実数領域)のものを、
見えていない領域(虚数領域。ヒトの意識など)に移動(領域シフト)させてしまったり
=何も知らない人間から見れば消失現象を引き起こしたり、無限のエネルギーを取り出せたり、
複数の宇宙を繋ぐ扉(ゲート)だったり、といった表現や内容で、各作品での要所に関わる。
作中の「とんでもない現象」の入口や根源は、概ねここから来ているという認識でいい。

【ゼノサーガ】永劫回帰

ゼノサーガシリーズの舞台となる宇宙では、将来、このまま行けば確実に消滅することが判明している。
それを防ぐために、消滅する前に宇宙を初期化(リセット)して最初からやり直してしまおう、
そしてまた消滅しそうになったら、再度リセットしてしまおう・・・ということを繰り返し続ける、
という目論み、仕組みを永劫回帰と言っている。
リセットされれば、新たな宇宙としてまたその宇宙の歴史が紡がれていく、という状況は、
各作品との矛盾を説明できるやもしれない。

【ゼノブレイド3】仮想世界の如く、世界を創造・管理するシステム

ゼノブレイド3の書籍(オフィシャルアートワークス アイオニオン・モーメント)内のとあるコーナーにおいて、
とてもクリティカルなコメントが記載されている。
ゼノブレイド3の世界であるアイオニオン、そしてオリジン(これが何なのかは、ここで説明しない)は、
仮想世界のようなもの仮想世界のサーバーみたいなものと思っていい、としている(実際は違うが、とも明記)。
要は、そのように構築するシステムが、技術が、方法が存在しているということがポイント。
(まぁ、永劫回帰のように宇宙をリセットする方法が存在している時点で推してはかるべし、だが。)
これがアイオニオンレベルに留まらず、「宇宙にも適用する何か」がもしあれば・・・と考えると、
ゼノギアスやゼノサーガ、ゼノブレイドの世界・宇宙のとんでもない出来事の説明ができるやもしれない。

【ゼノブレイドクロス】宇宙創世の刻から在る、サマールの民

少し話を戻すが、ゾハルは、年代測定により宇宙創世の刻より存在していることが判明している、とされる。
これについては、永劫回帰が行われているのなら、そのシステムの基として利用されている、
ゾハルもまた同時に原初から存在できるであろうことは考えられるものである。
しかし、それが説明できるのはリセット後の宇宙に対してだけであり、
では、一番初めの宇宙では、ゾハルはいったいどこから発生したのか、という疑問がある。
これについては全く明らかにされていないが、ゾハル以外にも宇宙創世の時代から居たとされる存在がある。
それがゼノブレイドクロスで少しだけ語られている、サマールの民である。
少ししか情報がないため、ここでは明らかにされている情報のみ列挙する。

  • サマールの民は、宇宙創世の時代、他の世界よりやってきた生命体。
    • ゾハルが複数の宇宙を繋ぐ扉とされていることから、ゾハルも関係している可能性はある。
  • 地球人は、サマールの末裔
    • 現状は地球人以外がサマールの末裔と言われている場面はない。
      ただ、ゾハルがなぜか地球で発見されていることからも、地球が何か特別な立ち位置であることは確か。
  • サマールは人工生命体を生み出していき、その生命体でサマール連合が組織される(宇宙の大勢力)。
    • 少なくともゼノブレイドクロスの宇宙では、サマールが生み出した人工生命体が数多くいる。
    • サマールの末裔とされる地球人は、サマールの生み出した人工生命体ではない特殊な存在なのだろう。
    • なぜ人工生命体を生み出していったのかは謎。
    • もしかするとゴースト(後述)に対抗するためだったのでは・・・と考えてしまう部分もあるが、根拠とできそうな情報は現状は何もない。
  • サマール連合の一(いち)組織であるグロウスのとある幹部は、地球人を忌み嫌っていると共に、恐れている。
    • 自分たちを生み出した、創造主でもあるサマールの民について抱く何からの意思、背景があると思われる。

【ゼノブレイドクロス】サマール連合と敵対するゴースト

ゾハルに何らかの関係があるのではないかと思われるサマールの民に関わっている勢力として、
ゴーストもまた大きな存在である可能性を持つ(サマール同様に宇宙創世の時代から居たのかは定かではないが)。
しかし、サマール以上に情報が出ていない、何もかもが謎な存在・勢力のため、分かっていることのみ列挙する。

  • ゼノブレイドクロスで人類が地球を脱出することになった原因とされる、
    地球圏に持ち込まれた謎の異星文明同士の戦闘において、そのぶつかった勢力というのが、
    「グロウス(サマール連合)」と「ゴースト」である。
    • サマール連合と戦っている以上、敵対する何らかの理由・背景、因縁があるのではないかと考えられる。
      そして大勢力であるサマール連合に匹敵する組織だった力もあるということだろう。
      まぁ、ゴーストが無差別に生命体を襲っている可能性もなくはないが(ゼノサーガのグノーシスのように)。
  • ゼノブレイドクロスの物語の始まりであるオープニングムービーで、
    地球から脱出した移民船の一つ「白鯨」を追撃してきた勢力が「ゴースト」と思われる(明言はない)。
    • 作中で明記はされていないが、「紫色」っぽい、「生体兵器」のようなデザインの存在は、
      「ゴースト」の勢力に共通している。
      ゼノブレイドクロスの書籍(ザ・シークレットファイル アート・オブ・ミラ)でもデザインは確認できる。
    • なぜ追撃されたか、というのは、地球人がサマールの末裔だから、という可能性が考えられる。
      あるいは、前述したようにゴーストが生命体を無差別に襲っている可能性もある。
      しかし、2年経っても追撃してきたことから、相応の理由があった可能性は高い。

【ゼノブレイドクロス】ゴーストに関連しうる蛇足的な情報

  • サマール、地球、ゴーストのいずれにも所属しない勢力、異星文明は存在する。
    • 例えばゼノブレイドクロスのキーパーソンであるエルマ(異星人)である。
      地球に来訪し、この先、地球が異星人勢力の争いに巻き込まれるということを伝達(予言)している。
      どこまで地球人に伝えたかは分からないが、少なくともエルマはゴーストの存在を知っているハズである。
  • ゼノブレイドクロスで没になった設定資料にのみ記載されている情報となるが、
    (没になった)当初のシナリオの主人公である青年が乗る機体(アレス)がゴーストのものである可能性がある。
    その根拠として、見た目がゴーストのような生体兵器・紫色っぽいものを基調とした、
    パっと見、禍々しいデザインで描かれているのだ。
    さらに補足情報としては、コクピットはゼノブレイド3のウロボロスっぽく、
    「合体」するような旨の記載があり、2人乗りとなっている。
    ゴーストの勢力と関係があるのか、あるいは奪取したモノなのか、似ているだけなのかは分からないが、
    本来のゼノブレイドクロスのシナリオは、ゴーストについて語られる描写があったハズである。
    • しかし、正式版となったシナリオでは、異常なほど、ゴーストについて触れられていない。
      これは主人公及びシナリオそのものが没、取り止めになったからだと思われる。
      (今後、追加ストーリーや、新作で語られることになる「かも」しれないが)

【ゼノブレイドクロス】謎の惑星「ミラ」

ゼノブレイドクロス本編の舞台となる惑星ミラがいったい何なのかは、
ユーザーの間でも考察が繰り広げられているものの、現状では確度の高い情報は出てはいない。
しかし、何故「クロス」という名前が付けられているのか、そこから考えられる情報はある。
なお、始めに自分の予想を述べると、「元・地球」であり、「元・アイオニオン」がミラだと考えている。
厳密に言えば、惑星ミラの「一部」であるだろう、と。
根拠の関連情報は下記となる。

  • 現時点の最新作であるゼノブレイド3の追加ストーリー「新たなる未来」を
    クリアすることで流れるエンディングムービーの最後の最後が、
    「2つの惑星が重なり、融合し、1つになった後、宇宙空間から謎の光が、その惑星に向かって流れていく」
    という描写で終わっている。
    この惑星はゼノブレイド3の世界であったアイオニオンの本編のエンディングのものだろう。
    つまり、その惑星自体は元・地球であり、元・アイオニオンであること自体は高確率であるハズ。
  • なぜアイオニオンが惑星ミラである可能性となるのかその1:宇宙空間から謎の光が流れてくるシーン。
    • 「白鯨」が惑星ミラに引っ張られ、ミラに墜落していくシーンを彷彿とさせる。
  • なぜアイオニオンが惑星ミラである可能性となるのかその2:ショートストーリーの描写。
    • WiiU版のゼノブレイドクロスの公式サイトに掲載されている、ショートストーリー「BLADE誕生」の
      「PART.2 虚空に浮かぶ、水の球。青く美しい、我らが故郷ーー地球」では、
      白鯨がミラに墜落する直前、襲われている時の内容があり、そこに下記の表現がある。
    •  だが、それで白鯨の危機が去ったわけではない。
      出航前に入手していた航宙図にも載っていない未知の惑星が、白鯨の眼前にあったのだ。
      「それまで、なぜ誰も惑星の存在に気づかなかったのだ。奴らの追撃に意識を奪われていたためか?
       それともーー」

      引用元:ゼノブレイドクロス ショートストーリー「BLADE誕生」竹田裕一郎|スペシャル|『XenobladeX(ゼノブレイドクロス)』公式ホームページ
      https://www.nintendo.com/jp/wiiu/ax5j/blade/sp-blade20150312.html
    • 惑星ミラが突然、目の前に現れたかのような表現で描写されている。
      これはひょっとすると、本当に現れた可能性がある。
      融合を果たしたゼノブレイド3の世界が、まさに今、目の前に、元の宇宙に顕現、復活した可能性だ。

当然「たまたま白鯨の目の前に姿を現すなんて都合の良いことが・・・」とは考えるだろう。
でも、それを肯定も否定もする情報は現状どこにもない。可能性として否定はできない、というレベルだ。
また、別の空間にあったと思えば、「時間」も軸としてズレている理由はどこかにあるだろう。
なにせ白鯨がミラに降り立ったのは、地球を脱出してから2年しか経っていなかったのだから。
 そもそも「仮想世界のようなもの」であったのならば、なおさら。

話を戻すと、で、「クロス」の由来はというと、「交わったもの」を暗示しているのではないかと考える。
ゼノブレイド3のアイオニオンは融合を果たし(交わった)、さらに元の宇宙(?)に復活(交わった)したと思われるが、
それだけではなく、ゼノブレイドクロスの設定資料にのみ記載されている内容や、
没ネタからも他の「交わり」が見て取れる。

例えば、ゼノブレイドクロスの舞台となるのは、惑星内の5つの大陸なのだが、
そのうちの一つに「黒鋼の大陸」があり、そこを設定資料では「旧ラース星」と記載している。
 惑星ミラには、墜落した地球人を含め、多様な種族の異星人が囚われているのだが
 (惑星ミラは、理由は不明だが時空間歪曲で覆われており、脱出できない。時空間歪曲についての詳細は不明)、
 その中の一つにラース星人がいる。そこの母星が関連していると予想される。

ちなみにそれ以外にも、ゼノブレイド1の世界と雰囲気がかなり近い場所があちこちに存在する。
 時系列的にゼノブレイドクロスが発売されたのは、ゼノブレイド1の後だから、
 それもあって、ゼノブレイド2に似た地形は出てこない、というメタ的な理由はあるのだろう。

つまり、アイオニオン以外の世界(星)もミラに融合(交わった)した状態になっていると思われる。
これについては、現状は残念ながら全く情報がなく、あくまで推測の話だ。
ただ、地球圏で戦闘していた勢力のグロウスまでもが、白鯨が墜落するより前から、
なぜか惑星ミラに囚われていたことにはなっている。
(一方で、もう一つの勢力であるゴーストがミラにはいないというのが、ゴーストの特異性でもあるのだが…)
そのことからも、アイオニオン以外でも地球に関連する要素は確かに推測でき、
どの世界がベースになっているかは定かではないが、惑星ミラは、
時空を捻じ曲げて複数の世界を融合(ゆえにクロス)している世界なのでは・・・と考えられる。
そんなことが出来るのは、「複数の宇宙を繋ぐ扉(ゲート)」であるゾハルが関連しているのは予想できるが、
仮にそうだとして「誰がそれを行っているのか」「何のためか」は、もちろん知る由もない。

  • 惑星ミラを補完する情報として、下記のようなものもある。
    • 謎のマシンが発掘されている。「メ=ツウ」「ゼ=ラア」、「ギ=スオ」などと
      呼ばれる無人機で、グロウスの技術でも解明できない生体金属で作られている。
      惑星ミラのルーツを解き明かす上で、重要な要素だとは思われるが、一切は謎。
      なお、技術自体の解明は進んでいないが、研究の過程で偶然、制御に成功したため機体の運用はされている。
    • 「イェギラス」と呼ばれる外宇宙で発生した超生命体が存在している(本編とは無関係な特殊なボス)。
      恒星間の移動ができ、たどり着いた惑星に存在する生物を食い尽くし、破壊しきった後、
      別の惑星へ向かう・・・という破壊の権化。ミラにいつからいるのかなどは一切謎。
    • 「テレシア」と呼ばれる生命体が存在する。ゼノブレイド1にも登場し、重要な生命体だった。
      ゼノブレイド1では命を刈り取る者、という立ち位置だったが、
      ゼノブレイドクロスにおいては命を統べる者と呼ばれ、ミラの守護者と考えられている。
      この違いも気になるところ。なお、どちらの作品でもテレシアは他者の思考を読むと言われる。
    • 「オルフェ人」という異星人がおり、高い技術力を持つほか、
      未来に起こる事象の確率を瞬時に計算できる能力を持つ(まるでゼノブレイド1の主人公のような)。
      なお、その能力の源は、オルフェ人が体内に持つ特殊なウィルス「オーヴァ」によるもの。
    • 「デフィニア人」という異星人がおり、全て女性の種族で、他のヒトに化けることもできる。
      デフィニアの王は特殊で、王の名を「フォルトゥン」と言い、はるか古より銀河の知をつかさどっている、
      機械(?)となっており、デフィニア人とは異なる存在。宇宙に関する何か重要な情報を持っているハズだが、
      残念ながら本編で明かされることはない。

【ゼノブレイドクロス】惑星「ミラ」と生命体の謎

白鯨は各区画が存在しているのだが、墜落時に惑星ミラの各所にばらけてしまっている。
その中に「セントラルライフ」という設備があり、これを探すのが物語の最重要課題となっている。
セントラルライフは超大型コンピューターで、白鯨の搭乗者たちの遺伝子情報が格納されており、
そこからBlue Blood(ブルー・ブラッド)=通称「B.B.」と呼ばれる人型機械に意識を送信して、
B.B.を操作することで、人類は安全に活動している。
そのため、セントラルライフが破壊されたり、セントラルライフに供給されるエネルギーが無くなったりすれば、
事実上、ミラに降り立った地球人らは死を迎えることになる。
ところが、無印版(WiiU)ゼノブレイドクロスで低評価を受けることになったエンディングの展開で、
セントラルライフのその肝心な遺伝子情報の格納場所が壊れていたことが発覚する。
じゃあなぜミラにいるB.B.たちは活動を続けられていたのか・・・、というのが謎として残され、物語は終わる。
これに対する考察について、地球、アイオニオン・・・オリジンのようなものまでもが、
色々と取り込まれてしまっているのが惑星ミラだとしたら、
セントラルライフではなく、ミラにある情報やシステムから、
元のヒトを失ってもなんとか出来るんじゃないのか、とは考えられる。
これについてはゼノシリーズのどの作品でも、関連技術の描写はあるのだ。

  • ゼノギアス:開発者不明の謎の機械カドモニによって、ヒトが創り出される。
  • ゼノサーガ:人類によって、レアリエンという人工生命体が開発される(人を素材にしたサイボーグもいる)。
    虚数領域に散らばった死んだヒトの意識を回収して、実数領域に用意した器に取り込み復活させたりもする。
  • ゼノブレイド1:そもそも世界全体が創り出されている状況。
  • ゼノブレイド2:地球人の生き残りが長い年月をかけて人工生命体を生み出し、ヒトへと進化させている。
  • ゼノブレイド3:1・2の住民が協力開発したオリジンによって、融合前の世界の生命情報から再生させる。
  • ゼノブレイドクロス:B.B.以外に、少なくともグロウス・・・サマール連合の異星人たちが、
    サマールの民から生み出された人工生命体。

といった感じで、なにかと生命体や原初のヒトの発生についてのアレコレは物語の中核に存在する。
ただ、B.B.にあるヒトの意識、そのシステムが壊れたセントラルライフ抜きでどう実現されているかは、
もちろん謎であるため、追加ストーリーで解明されて欲しいところである。

例外的な存在として、惑星ミラの原住民とされる「ノポン人(族)」がいる。
他のゼノブレイドシリーズにもノポン族は存在するが理由は不明。
ゼノブレイド3の書籍(オフィシャルアートワークス アイオニオン・モーメント)において、
アイオニオンにいるノポンは外部的な流れの存在であり、寿命もないと記載されている。
(アイオニオンにいるノポンは全て、巨神界かアルストに もともといたノポンから構成される。)
とにかくノポンはゼノブレイドシリーズにおいて謎の生命体であり、ミラにいることも更なる謎を呼び込む、
が、本編でその正体に触れられている場面はない。
それ以外にもミラに墜落した地球人たちに協力する様々な異星人がいるのだが、
先住民を「自称」している種族不明の謎のキャラ「ルー」などもいる。
ただこのキャラについても、その正体に触れられることはない。
そもそもミラには「クリュー人」「ガウル人」「ラース人」「マ・ノン人」「オルフェ人」「ザルボッガ人」
「バイアス人」「デフィニア人」「マルナーク人」「ミルサード人」、白鯨で落ちてきた「地球人」、
地球脱出時から協力している種族不明の謎の異星人エルマや、それ以外にも種族は明らかにされていない、
様々な異星人が登場している。
少なくともサマール連合に属する異星人は、サマールの民から生み出された人工生命体であることは分かるが、
それ以外の異星人の出生については謎である。ただ、異星人たちの存在は、他の世界・宇宙(?)から、
ミラに取り込まれた存在なのではないかと推測している(ノポンについては現状、謎としか言えないが)。

シリーズの情報

前置き

  • ゼノシリーズは、高橋哲哉(旧スクウェア、現モノリスソフト所属)氏により生み出されたSF作品。
  • ユーザーから「ゼノ」シリーズと言われているが、公式の呼称ではない。
  • その理由は、それぞれのシリーズで販売会社(権利所持者)が異なるため。
  • ゼノギアスは、スクウェア(現:スクウェア・エニックス)が開発・販売。
  • ゼノサーガは、ナムコ(現:バンダイナムコエンターテインメント)が販売、
    モノリスソフト(ゼノギアスの開発に携わったスクウェア社員が独立)が開発。
  • ゼノブレイドは、任天堂が販売、モノリスソフト(任天堂が買収)が開発。
  • しかしいずれの作品でも中核に高橋氏が居るため、類似性が高く、
    ユーザーからはゼノシリーズとまとめて呼ばれている。

各シリーズのざっくり要点まとめ

サマールの民やゾハルの存在、ゼノブレイドシリーズから、複数の世界があることは確定的に分かっている。
よって、地球といっても、それは同一の宇宙にある地球を指しているかどうかは分からず、
別の世界線での地球が、それぞれの作品の話となっている可能性はある。
なので、各作品間で設定や歴史に矛盾があっても、そういうものだと現状は思うしかない。

ゼノギアス

作品1

作品名

(PlayStation)ゼノギアス

発売情報

1998年2月11日

補足

ゲームアーカイブス版もあり(PSP,PSVita,PS3でプレイ可)。

内容

ゾハル

西暦2001年、地球で発見。
※当初は、かなりの磁気を帯びていたことから「MAM(magnetic abnormal matter)=磁気異常物質」と命名されていた。

地球

「何か」が起こった。

地球脱出時期

ゾハル発見から約500年後。

本編の舞台

どこかの惑星。
※Miktam04β移民惑星から行ける範囲にあった場所。

本編の主な歴史期間

西暦に換算すると、7,276(創始歴0)年~17,275(創始歴9,999)年。

本編の生命体

恒星間戦略統合兵器システム「デウス」の動力源「ゾハル」を組み込んだ統御システム「カドモニ」によって生成されたヒト。
※具体的にはデウスの修復を目的として、カドモニの基幹プログラム「Elehayym」から起動した「System HAWWA」がヒトの生成~管理を行う。
デウスは生体兵器。カドモニは生体電脳とも呼ばれ、メインフレームに「ペルソナ」が使われており、その出自・開発経緯は不明。ペルソナは「アルバ1」とも呼ばれる。ちなみにデウスの本体は「オメガ1」と呼称。
ヒトを生成する際にカドモニを構成する部品=生体素子「アニムス」が使われ、最終的に同カドモニを構成している生体素子「アニマの器」とヒトが融合することでデウスの主パーツとなる。つまりヒトは単なる部品として生み出されている。
管理者としてSystem HAWWAから「エレハイム」と「ミァン」が分化、ヒトの姿をとり、アニムスから(その惑星における)原初のヒトとして「(天帝)カイン」と12人の「(ガゼル法院)ガゼル」が生成された。以降、ヒトが量産されることになる。

本編概要
  • (地球から移民後)宇宙で激化する紛争解決のためゾハルを用いた兵器デウスシステムを開発。
  • ゾハルとデウスの連結実験で暴走が起き、実験の場となったMiktam04β移民惑星が壊滅的被害。
  • 原因調査のため「フィラデルフィア級」超大型恒星間航行船二番艦「エルドリッジ」で生存者ら約120万人と、デウスシステムを載せ、移送。
  • 移送中にデウスシステム暴走、船がハッキング、あれ、なんかどこか(地球)に転移しようとしているぞ、これはやばい、そしてもう抑えられない、仕方ない、エルドリッジを爆破、自爆だ!
  • ゾハルやデウス、エルドリッジの残骸らが近くの惑星に落着。搭乗者は1人を残し全滅。
  • その惑星を舞台にした、約1万年にも及ぶ長き物語が始まる。

  • 実は連結実験の際、デウスシステムの動力源ともなっているゾハルを通じて、上位領域の「波動存在」が意図せず降臨してしまい、システム内に閉じ込められてしまっていた。
  • 波動存在が降臨した際、なぜかたまたまいた少年アベルと波動存在が感応する。
  • 波動存在は自らの解放(上位領域への帰還)のために、デウスとアベルを利用することにする。
  • 墜落時に人間として唯一生き残ったアベルは、波動存在の解放のため、デウスを破壊することが知らず知らずに運命づけられる。

  • 墜落したデウスは自己修復をしようとする。
  • 自己修復プログラムを実行するカドモニ。それは生体兵器デウスのパーツとしてヒトを利用するもの。
  • カドモニから修復計画の管理者として発生したエレハイム、ミァン。
    ミァンは単純に修復のための補体となる機械的存在だったが、エレハイムは修復のための主体であり、波動存在とアベルが感応したことで生まれた波動存在の意思でもあった。
  • 実働部隊として生み出される原初のヒト「カイン」と12人の「ガゼル」。
  • 以降、パーツとなることなど何も知らずに生み出されるヒトたち。

  • デウス復活(再生)のため、パーツとなるヒトの質を上げるために様々な方法で暗躍するミァン。
  • デウスの主体として、それに相対する波動存在の意思としての役割を自覚しないまま転生を繰り返し、運命に翻弄され続けるエレハイム。
  • 波動存在の解放の役割を自覚しないまま転生を繰り返し、運命に翻弄され続けるアベル。
  • 長き時によって個々の意思が芽生え、デウス復活という最大の使命に適した行動をとらなくなる原初のヒトのカインとガゼルたち。
  • ただの生み出されたヒトの一人であるカレルレンの500年以上にも渡る暗躍。
  • 墜落したエルドリッジから回収された遺産を用いた、様々な争いや復活する古の技術。
  • 原初のヒトや生み出されたヒトが形成する国家、組織による様々な対立。

  • そして、アベル、エレハイムの転生体の邂逅や、デウス側の組織との戦いがあったりなんだりし、デウスは倒され、ヒトが部品として消費されることはなくなり、そして波動存在は解放され、めでたしめでたし。

  • しかし、地球がどうなっているかは、本編でも設定資料でも触れられていないし、
    デウスの目的(再生後、どうしようとしたのか。設定資料上は、エルドリッジをハッキングした際に地球に転移しようとしたことが分かるが、なぜ、そして地球に何があったのかは記載されていない。ただデウスは兵器のため、地球で戦うための力が必要になる状況があったのではないかと推測されている。この設定は後のシリーズに関係している可能性が高い)、ヒトを生み出せるカドモニの謎(生体素子、開発者)なども明らかにされていない。

ゼノサーガシリーズ

作品1

作品名

(PlayStation2)ゼノサーガ エピソード1

発売情報

2002年2月28日

作品2

作品名

(PlayStation2)ゼノサーガ フリークス

発売情報

2004年4月28日

補足

ファンディスク。エピソード2の体験版も収録。

作品3

作品名

(PlayStation2)ゼノサーガ エピソード1 リローディッド

発売情報

2004年6月24日

補足

北米版の逆輸入。ストーリーは無印版と同じ。ボイスは英語。

作品4

作品名

(PlayStation2)ゼノサーガ エピソード2

発売情報

2004年6月24日

作品5

作品名

(モバイル)ゼノサーガ パイド パイパー

発売情報

2004年7月14日

補足

補完的な作品。(DS)ゼノサーガ1・2の100年前が舞台。

作品6

作品名

(ニンテンドーDS)ゼノサーガ1・2

発売情報

2006年3月30日

補足

PS2版のエピソード1・2を再構築したもの。システム等も異なる。

作品7

作品名

(PlayStation2)ゼノサーガ エピソード3

発売情報

2006年7月6日

内容

ゾハル

西暦20XX年、地球で発見。

地球

ゾハル研究が起因し、消失現象(領域シフト)発生、範囲拡大。

地球脱出時期

不明。

本編の舞台

宇宙、いくつかの惑星、地球の一部。

本編の主な歴史期間

T.C. 4700年代。
※ゼノギアスではT.C. 1年は西暦2510年を指すが、ゼノサーガでは不明のため西暦換算不可。
ただし、地球脱出から4,000年経過と明記されているので、少なくとも西暦6000年以降。

本編の生命体

  • 地球から脱出した人類の末裔。
  • とある目的のために遺伝子操作され誕生した、全669体のサルヴァートル(U.R.T.V. もしくは、デザイナーズチャイルドとも呼称)。
  • 人間を素材として製造されたサイボーグ。
  • 人間ではない有機物から製造されたレアリエン(人間の労働力)。
本編概要
  • 宇宙の消滅の危機が迫る。これは避けようのない未来。
  • 宇宙を保護する存在「ヴィルヘルム」が出した結論は、消滅する前に宇宙をリセットし、そしてまた消滅しそうになったらリセットし、を繰り返すという永劫回帰。
  • 永劫回帰のためにゾハル(など)が活用される。
  • 一方、ゾハルを通じて、上位領域にいる存在「ウ・ドゥ」が宇宙を観測している。ウ・ドゥ自体は観測以外に手を出すことはない。
  • ウ・ドゥ(≒ゾハル)と接触したヒトは、ほぼほぼ恐怖に支配される。

  • そんなこんなで、永劫回帰を進めようとする勢力(ヴィルヘルム、テスタメント等)と、
    消滅を食い止める希望を見出そうとする者(ヨアキム)らと、
    「ウ・ドゥ」(恐怖)に対抗しようとする勢力(「ディミトリ」、「サルヴァートル」)と、
    上位領域を巻き込んだ宇宙の崩壊を食い止めるためにゾハルを通じて下位領域を消滅させることができる力の「アニマ」の権化「ケイオス」と、
    その力の調整ができる「アニムス」の権化「マリア」と、
    アニムスの力を起動させるのに必要となる巫女の転生体である主人公ら、
    様々な勢力が複雑な背景を展開しつつ諸々ぶつかる。
  • 基本的には、実はヴィルヘルムの手のひらだった、という構図で踊らされたものが多い(ヴィルヘルムは永劫回帰の実行に必要なものを揃えるために暗躍し続けた)。

  • ひっちゃかめっちゃかになりながら、各勢力は倒れていき、最終的に主人公らがヴィルヘルムを倒し永劫回帰を阻止。しかし根本的な原因の宇宙の消滅の危機自体は何も変わらず。もう宇宙の8割は消滅してしまっている。
  • ちなみにゾハルの影響で消失現象が発生した地球は、脱出時にヴィルヘルムが封印している。
    よって、地球自体は消失して無くなってはおらず、封印により見えなくなっている状況。
  • 最終的にヴィルヘルム討伐後、ケイオスが、宇宙の消滅の元凶につながるグノーシス(虚数領域の意識)化してしまった全てのヒトの意識と共に、地球=ロスト・エルサレムへ行って隔離して、消滅を先延ばしにすることにした。
  • さらにケイオスが、解決となる鍵はロスト・エルサレム(地球)にあるよ、とさらっと言い、主人公らが地球を探す旅へ、で終わり。

(ケイオスが地球に導いて連れていけなかったのかな? とは思うが、
そもそもケイオスは普通の人間ではなく、アニマの権化だし、
今まで宇宙内をワープしていた技術はヴィルヘルムが構築したもので、
ヴィルヘルム討伐時にそのワープシステムが使えなくなった。
そして長い時が経過していたから、地球の場所が判らなくなっていたっていう背景がある。
なお、作中で地球の一部=聖地が出現し行くことになる場面があるが、
それは空間軸を無視したものとなっているため、地球が復活したわけではない。
空間的に何らかの因果でその部分だけ切り出されて繋がって行けるようになった形。)


  • つまり永劫回帰は阻止できたから、今生きている人々の未来は拓かれたが、
    宇宙の崩壊に向けた消滅は続いているのでそれを解決する必要はあり、
    合わせて消失させられた人々の意識からの再生が叶うのかどうかや、
    地球関連のあれこれについては未解決のまま終わる。

ゼノブレイドシリーズ

作品1

作品名

(Wii)ゼノブレイド

発売情報

2010年6月10日

作品2

作品名

(Newニンテンドー3DS)ゼノブレイド

発売情報

2015年4月2日

補足

基本的にWii版と同じ。コレクションモードがある。通常の3DSではプレイ不可。

作品3

作品名

(WiiU)ゼノブレイドクロス

発売情報

2015年4月29日

補足

厳密に言うとゼノブレイドシリーズとは別枠の扱いがされている。

作品4

作品名

(Nintendo Switch)ゼノブレイド2

発売情報

2017年12月1日

作品5

作品名

(Nintendo Switch)ゼノブレイド2 黄金の国イーラ

発売情報

2018年9月14日(DLC)、2018年9月21日(パッケージ版)

補足

本編の前日譚。

作品6

作品名

(Nintendo Switch)ゼノブレイド ディフィニティブ・エディション

発売情報

2020年5月29日

補足

Wii版ゼノブレイドをベースにしたリマスター版。改善も入っている。
追加ストーリー「つながる未来」が同梱
追加ストーリーは本編の後日譚で、ゼノブレイド3への伏線。

作品7

作品名

(Nintendo Switch)ゼノブレイド3

発売情報

2022年7月29日

作品8

作品名

(Nintendo Switch)ゼノブレイド3 追加ストーリー「新たなる未来」

発売情報

2023年4月26日(DLCのみ)

補足

本編の前日譚。1、2の主人公も登場。
最終盤のムービーシーン内のラジオ音声で、
ゼノサーガシリーズとのつながりの匂わせあり。

作品9

作品名

(Nintendo Switch)ゼノブレイドクロス ディフィニティブ・エディション

発売情報

2025年3月20日(予定)

補足

WiiU版ゼノブレイドクロスをベースに追加要素が入ったもの。
追加ストーリー(名称不明)が同梱
追加ストーリーは公式サイト上では「その後のストーリー」と記載。

内容

ゾハル

▼ゼノブレイド
時期不明だが、発見済み。※地球の統合政府が保有。


▼ゼノブレイドクロス
不明。

地球

▼ゼノブレイド

  • ゾハルか、人権問題(その両方の可能性もあり)を巡る争い(統合政府vs反政府軍サルワートル)。
  • ゾハルを使った実験で地球は消失。
  • 明かされていない「何か」(ゼノブレイド3の追加ストーリーで、「地球種汎移民計画」の存在と、移民船が順次旅立っていった描写があることから、実験で消失する以前から「何か」があったことは推測される。考察となるが、ゼノブレイドクロスで語られる異星文明の戦いに巻き込まれる前までに脱出しようとしたしたか、ゼノサーガにおける地球内でゾハル起因で発生した消失現象から脱出しようとした可能性、あるいはその両方やそれ以外の可能性がある。ただし、ゼノブレイド3の追加ストーリーの終盤のムービーで流れるラジオでは、移民計画発動中は、サルワートルの人権問題以外、天気に触れるなど平和な内容でニュースが読み上げられており、消失現象が起こっている状況とはとても思えない。脱出しなければいけない状況が迫っているとしたら、政府が消失現象を隠し通せるとも思えず、よって、ゼノブレイドの宇宙での時間軸では、可能性が高いのは異星文明の戦闘のようなものから逃れるための計画が進んでいたのではないかと推測できる。が、単純にゾハルが複数の宇宙を繋ぐゲートとして在るため、その関連で地球に大被害が起こることを懸念して、脱出しようと計画した可能性の方が高そう)。

▼ゼノブレイドクロス

  • 西暦2026年(推定):(友好的な)異星人が来訪し、地球が将来、(敵対的な)異星人勢力の争いに巻き込まれることを伝達(予言)。
  • 西暦2054年7月:地球圏で異星人同士の戦闘が発生、地球は焦土。

地球脱出時期

▼ゼノブレイド
20XX年~。
※地球種汎移民計画での段階的な脱出と、消失する直前に争い(政府vs反政府軍)の過程で脱出した存在があると思われる。


▼ゼノブレイドクロス
西暦2054年7月付近。
※少なくとも白鯨など、異星人の戦闘から避難した移民船のみ描写。それ以前の脱出については不明。

本編の舞台

▼ゼノブレイド

  • ゼノブレイド1:地球が消失した実験時に別の時空に飛ばされ新たに構築された世界「巨神界・機神界」。
  • ゼノブレイド2:地球が消失した実験時に別の時空に飛ばされたと思われる場所で元の地球がベースとなった世界「アルスト」。
  • ゼノブレイド3:ゼノブレイド1と2の世界が融合しようとした瞬間の世界「アイオニオン」。

▼ゼノブレイドクロス
惑星「ミラ」。
※多様な異星人がおり、時空間歪曲で覆われて脱出できず、様々な場所が融合しているかのような、謎の惑星。

本編の主な歴史期間

▼ゼノブレイド
空間からして特殊な状況のため、期間は参考にならない。
ただしそれぞれの世界の歴史としては、長い時間が経過している。


▼ゼノブレイドクロス
西暦2056年。
※移民船「白鯨」が脱出から2年後、地球圏を襲った異星文明から追撃され、惑星ミラに墜落とあるので、脱出した西暦2054+2年という情報しかない。
惑星ミラ上の時間がどうなっているかは不明。

本編の生命体

▼ゼノブレイド

  • ゼノブレイド1:世界ごと創り出されている(具体的には本編概要)。
  • ゼノブレイド2:地球の生命情報(コアクリスタル)を基に人工生命体を生み出し、長い年月をかけてヒトなどへ進化。
  • ゼノブレイド3:ゼノブレイド1とゼノブレイド2の世界の情報から生み出されている。ゼノブレイド3の世界のみで新たに誕生した生命(通称シティーの人々)もいる。

▼ゼノブレイドクロス

  • 遺伝子情報がデータとして存在し、それを機械人形に送信して動かしている。
    ハズなのだが、その遺伝子情報の所在が明らかになっていないため、
    これに関する生命体の定義が出来ない状況。
  • サマールの民により産みだされた人工生命体=サマール連合の異星人たち。
  • ミラに生息する謎の生命体や異星人たち。外宇宙からの存在もいる。
本編概要

▼ゼノブレイド

  • ゾハルが複数の宇宙を繋ぐ扉(=ゲート)であること分かり、それにより
    地球に大被害が起こることを懸念(仮定)した統合政府が専任の研究機関アオイドスを設立。
  • アオイドスがゲートを管理するための
    「トリニティ・プロセッサー(ウーシア、ロゴス、プネウマの3種の機械からなる)」を開発。
    • トリニティ・プロセッサーは生体素子を採用し、仮想空間で育成し、
      人の判断によらずしてゲートを管理できるようシステムを拡張していく。
      要は高度な人工知能を搭載した機械だと思えばいい。
  • 地球で争い(統合政府vs反政府軍サルワートル。ゾハルを巡ったものか、人権問題か、
    あるいはその両方かは不明)があり、その過程でアオイドス所属の研究者「クラウス」が
    ゾハルを用いた実験(相転移実験)を行った結果、地球消失

▼ゼノブレイド1

  • ゾハル実験の影響で、「クラウス」の半身と、クラウスを止めようとした同僚「ガラテア」と、
    トリニティ・プロセッサーの一つ「ウーシア」が別空間へ飛ばされる。
  • そこで新たな世界が創造される。
    • 当初は海と空だけだったとされる。
  • クラウスの半身がザンザと名乗る巨神に、ガラテアはメイナスと名乗る機神になる。
    • なお、基になった地球人の時の人格は持ってはいない。別人と思っても良いレベル。
  • ウーシアは世界の管理者、世界を構成する存在となり、アルヴィースと名乗る。
    • ゾハル(ゲート)を管理するために開発された高度な機械であり、
      実験によってゾハルを通じた何らかの影響はあったと思われ、それにより力を有した?
  • 巨神と機神は争い合い、一度は相打ちとなり、骸となった
    (精神、意識と呼べる存在は死んではいない)。
  • それぞれの神の骸の上には、いつからか生命体が誕生し、
    また、それぞれの神の骸は「巨神界」「機神界」と呼ばれる生命が生きる場となった。
    ザンザは復活のため、そして世界を我が物のように、
    永遠に破壊と再生を繰り返す世界の構築のため暗躍する。
  • 実は巨神界で生まれた生命は、ザンザが活動するための
    エネルギー源として生み出されたエサのようなものだった。
    • 巨神にとって邪魔な生命を倒す(刈り取る)役割として「テレシア」や、
      ザンザのための実働部隊である使途「三聖」などもいる。
  • 復活のための肉体として器(依り代)が必要で、その条件がモナド(剣の形をとっているが、
    ざっくりいえばこれは、本来は誰しもが持つハズの「意思の力」)を手にした者だった。
  • そしてメイナスは争いを好まなかった。ザンザの野望を止めるべく戦っていた。
  • 時が過ぎ、依り代となったことも知らず、運命に翻弄されることになる主人公。
  • ガラテアの意思に反目し、機神の代行者として巨神界を攻め滅ぼそうとするエギル。
  • 巨神界と機神界との戦いが激化する中、暗躍するザンザの計画も止まらない。
  • なんやかんやで、仲間たちや目覚めたメイナスの協力などでついにはザンザを打ち倒し、
    ザンザではなく主人公らが目指す未来に賛同した管理者であるアルヴィースの力添えもあり、
    神など必要としない、新たな世界を構築し、めでたしめでたし。

▼ゼノブレイド1 追加ストーリー「つながる未来」

  • 主人公らによって新たな世界が構築されてから時間が経ち、世界に異変が起こり始める。
    ゼノブレイド3へと繋がる伏線で、ゼノブレイド2の世界と融合しようとする予兆であった。
    が、彼らはまだそのことを知らない・・・。

▼ゼノブレイド2、及び追加ストーリー「黄金の国イーラ」

  • ゾハル実験の影響で、地球が別空間(ゼノブレイド1とは別の場所)へ飛ばされる
    (作中では別空間に飛ばされたなどとは明記されていないが、
    元の宇宙からは消失=ロストしたが、消滅したわけではないという状況的にそうだろう。
    争いで壊滅した部分も多いが、建造物など、地球人類の痕跡は残る)。
    • ゼノブレイド1と2は、元の地球から分かたれた世界と言える。
      ただし、大本の地球がベースになっているのが、こっちのゼノブレイド2の世界の方。
      ゼノブレイド1は「意思」とも言えるものから創造された世界となる。
  • 唯一生き残った「クラウス(半身)」が地球を再生すべく長い時をかけ行動する。
    • 「半身」と書いているのは、文字通り、物理的に体の半分が別の時空に飛ばされた状態。
      その半身が飛ばされた先がゼノブレイド1の話。
  • ナノマシン(推測)を頒布し、それが地表を覆う雲海となる。
    • クラウスはゾハルにも関係する研究者なので、高度な技術力を持っており、
      また、地球の遺産として残されたものが使われたと思われる。
      クラウスが長い時を生き延びたのも、そういった技術をもってしてのもの。
  • さらに旧人類(壊滅前の地球人)が永劫を生きるために発明されたとされる、
    人の脳細胞として作られ、全生命情報を宿す「コアクリスタル」も頒布し、
    雲海と結合することで生命体が生まれる。
    • なお、コアクリスタルを開発できるに至る技術力を、当時の地球人が持っていたのか、
      疑問は出てくるが、その辺についての詳細・背景は不明。
      ゼノブレイドクロスと繋がりがあるのならば、異星人からもたらされたのかもしれない。
  • そしてその生命体が長い時を経て、進化していったのが、
    今やアルスト(元・地球)と呼ばれる世界で生きる各種生命体である。
  • 生まれた各種の生命体は、複数の超巨大な生命体「巨神獣(アルス)」の上で生活する。
  • そんな中、安寧にすごせる場所、そして神が住まうとされる、
    「楽園」の存在がまことしやかにささやかれる。
  • ある時、マルベーニが楽園にたどり着く。
  • マルベーニはその際にトリニティ・プロセッサーの「プネウマ」と「ロゴス」が
    基になっているコアクリスタルを持ち出していた。
  • マルベーニが同調できたのはロゴスだけで、マルベーニはその人生から世界を憎んでおり、
    その意思に感応したロゴスは、メツと呼ばれる世界を消滅させる願望を抱いた存在となった。
  • メツに対抗できる存在として、マルベーニはプネウマと同調できる者を探し、
    結果、イーラと呼ばれる国のとある人間が同調し、プネウマはヒカリという存在で誕生する。
  • メツとヒカリを中心とする壮絶な戦いが終結し、メツの行動を止められたかに見えたが、
    一方でヒカリらの力(通称:天の聖杯の力)を恐れたマルベーニは、イーラを滅ぼしてしまう。
  • しかしイーラの残党として生き残ったシンが、世界を恨み、世界滅亡の同じ目的を持つメツと
    手を組み、古王国イーラの名を冠した秘密結社イーラを組織し、現代まで活動することとなる。
  • なんかかんやあった結果、ヒカリは別人格としてホムラを生み出し、
    以降、ホムラとして封印される。
    • この辺のイーラ絡みの細かい内容は、追加ストーリー「黄金の国イーラ」で語られる。
  • 時が経ち、寿命を迎えた巨神獣たちが雲海へ沈みだし、
    生存の場が少なくなっていく危機感や混乱で、生命体たちの間でもひずみが生じる。
  • 一方、古代文明の遺物を雲海から引き上げる仕事を生業としていた主人公が、
    「イーラ」に協力することとなり、沈没船の物資の回収を手伝うことに。
    • この時、主人公はイーラの目的や背景などは一切知らない。ただの仕事として協力した。
  • その船の中、封印されていたホムラと出会う。
  • ホムラを狙っていたイーラのシンによって主人公は殺されるものの、
    目覚めたホムラが自身の命を分けることで主人公は蘇る。
  • こうして、運命共同体となった主人公とホムラ、
    そしてホムラの願いである「父」がいる「楽園への帰還」を目指しつつ、
    敵対するイーラとの戦いや、世界のひずみに巻き込まれる旅へ出る。
  • 神になり代わろうと暗躍するマルベーニの勢力と、
    世界を滅ぼそうとするイーラやメツの勢力と、楽園を目指す主人公やホムラたち、
    そして生存の場とも言える数少なくなった巨神獣を求めて争う勢力などが入り混じる。
  • 旅の果て、イーラやマルベーニらを打ち倒し、楽園にたどり着く。
  • そして楽園にいた、地球人の唯一の生き残りであり、
    アルストを作った神とも言える「クラウス(半身)」と出会い、世界の真実を明かされる。
  • 楽園で待ち受けていたメツを倒したが、楽園が崩壊し始める。
  • 主人公らは脱出しようとするが、どうしても残って対処する必要がありホムラは残る。
  • 世界の行く末を半ば諦めていたクラウスが、主人公らに希望を託し、
    最後の時間、力をふり絞って、ホムラとヒカリは分離した状態で復活し、
    そして巨神獣ではない大陸のようなものが創り出され、アルストの生命は救われるのであった。
    • この時をもって、地球にいた地球人は全滅したと言える。
    • 発端となった出来事から宇宙に脱出した移民船などの生存者はいるので、絶滅ではない

▼ゼノブレイド3、及び追加ストーリー「新たなる未来」

  • 2つに分かれたとも言える地球から派生したゼノブレイド1の世界と、
    ゼノブレイド2の世界が一つに戻ろうと融合しだす。
  • 融合によりそれぞれの世界の生命らが消滅してしまうことが分かり、
    なんやかんやで近づいた2つの世界間で通信できる技術が生み出され、
    各世界の協力によって、融合した時、それぞれの世界の情報から
    (生命を)再生するシステム「オリジン」を創り出す。
  • あとは融合を待つのみとなったが、2つの世界の情報を持つオリジンの集合意思から、
    世界を守ろうとする意思が生まれ、融合を阻止し、
    今を守り続けようとする勢力「メビウス」が誕生する。
  • そしてまさに融合しようとした瞬間、オリジンを掌握したメビウス陣営により世界は止まり、
    その融合しかけた世界が本編の舞台であるアイオニオンとなる。
    • 2つの世界が部分的にくっついてしまった場所は、その影響で粒子化し黒い霧のように見える。
      さらにそれが高まっていくと、対消滅を起こす。
  • オリジンから再生されたそれぞれの世界の生命同士を争わせ、
    そして死んだ生命がまた世界に吸収され、また再生され、争い・・・を繰り返す世界となる。
    その状況で世界は停止状態を保たれていた。
    • ゼノブレイド1の世界の勢力をケヴェス、ゼノブレイド2の世界の勢力をアグヌスと呼んだ。
    • オリジンから再生された存在は元の形をとるとは限らない。
      1や2の主人公は元の形として、ヒトとして再生されていたが、
      トリニティ・プロセッサーの一つのロゴス(メツ)はエヌが持つ「終の剣」に入っていた。
      マシューの「終の拳」にはトリニティ・プロセッサーの一つのプネウマ(ホムラ、ヒカリ)が、
      ノアの「ラッキーセブン」には(機神メイナスとモナドに関わりがある)フィオルンが入った。
      そしてトリニティプロセッサーの一つのウーシア(アルヴィース)は、
      オリジンの管理者として存在していた。
      つまりその管理者のウーシアと同格と言える他のトリニティ・プロセッサーや
      モナドの意思? 存在? が入る「終の剣」「終の拳」「ラッキーセブン」が、
      オリジンが生み出す世界の理を打ち破るための、後における要因となった。
      同様にゼノブレイド1でも2でもない世界の情報から生み出された、
      ゼノブレイド3のみの世界で誕生した「シティーの人々」、そしてウロボロスもまた、
      この世界の意思として、理を打ち破れる存在となった。
  • ある時、今を守ろうとするメビウスと、閉ざされた未来からの解放を目指す勢力が衝突する。
    • メビウスの反勢力「リベレイター」にはゼノブレイド1や2の主人公らが所属する。
  • そんな中、今まで傍観していたオリジンの管理者アルヴィース(ウーシア)が、
    古き世界の情報で繰り返される閉塞感のあるこの世界の未来を憂い、
    新しく世界に誕生したシティーの人々だけを引き連れて、
    今の世界を壊し、新しい世界を作ろうと動き出す。
  • アルヴィースの計画は、メビウスともリベレイターとも異なる目的のため、
    メビウスらは一時休戦し、アルヴィースを排除することとなる。
  • 一度は敗れたアルヴィースだが、シティーのとあるヒトに憑依し活動を再開する。
  • 憑依されたヒトの親族たちの決死の攻撃で、アルヴィースから、
    良心的な心と感情を持った「エイ」と、機械としての機能を受け継いだ「アルファ」に分離。
  • アルファ(アルヴィース)として活動をまた再開したが、なんやかんやでリベレイターや、
    協力したエイらによって、アルファを倒すことについに成功する。
  • そしてオリジンの管理者と同格である存在の、1と2の主人公とエイが、世界を支えるため、
    オリジンの依り代となる。誰かが未来を変えてくれるまでの時間稼ぎとして・・・。
    • ちなみにこの時、1と2の主人公らは、オリジンの世界の理(プログラムと言える)を書き換え、
      「寿命」を残された者に託すことにした。ただし、本来あるべきものを書き換えることで、
      どんな不具合が起こるかは分からない。これに対し、エイはルール違反だ、と苦笑している。
      (管理者権限を持つものとして、やってはいけない行為なので。この辺の流れは、
      ゲームをプレイしてもさっぱり意味が分からなかった部分で、関連書籍で背景が分かる。)
  • 一方、管理者であるアルヴィースがいなくなったため、メビウスが好き勝手できるようになる。
  • そんなこんなで閉塞的な、争い続ける世界の中、世界の理に対抗できる存在たちが集い、
    なんやかんやでメビウスを打ち倒し、新たなる未来を掴む。
  • そして世界は融合を果たす・・・。
    • 融合後の世界の描写はない。ただ、オリジンから再生された生命が誕生されているハズだし、
      オリジンには含まれていなかったアイオニオンで生まれた生命=シティーの人々は、
      関連書籍によると、「未来で必ず生まれる」とのこと。
    • ただ言えることは、元の地球から紡がれた一連の出来事を経て、
      地球は復活した、ということ。
      • ゾハル(ゲート)の影響、ゲートを管理する目的で作られたトリニティ・プロセッサー、
        創造されたゼノブレイド1の世界、地球をベースにして改造されたゼノブレイド2の世界、
        1と2の世界が融合したゼノブレイド3の世界と、その管理システムとも言えるオリジン、
        こういうのが「入り混じって」出来たのが、融合後の世界なので、
        それはもう地球とは呼べないものかもしれない。
      • でも地球の生命情報が含まれるとされるコアクリスタルから誕生した、
        ゼノブレイド2の生命情報がオリジンにはあるなら、地球人の再生も可能になるんじゃ?
        と推測できそうな部分はあったりする。
      • この辺がゼノブレイドクロスへの伏線にあったりするんじゃないのかなという考察。

▼ゼノブレイドクロス(かなり雑め)

  • 地球異星文明の戦闘に巻き込まれて壊滅だ、宇宙へ逃げろ。
    • 以降は宇宙へ無事脱出できた移民船の一つ「白鯨」視点。
  • 逃げて2年、地球を襲った異星文明の勢力(ゴースト)が追撃してきた、
    なんとか退けたがダメだ、近くにあった謎の惑星に墜落だー。
    でも、この惑星、事前の地図の情報には無かったし、いきなり目の前に現れたかのように、
    今まで気づかれなかったぞ・・・? まぁいいか、なんとしても生き延びねば!
  • やばい、船に搭載されている重要な区画などが惑星のあちこちに落ちちゃってる。
    このままじゃ生きていけなくなる、なんとしても探しだせ!
  • おいおい、なぜか地球を襲った異星文明の奴ら(グロウス)が惑星にいるぞ・・・、襲われた!
    他の友好的な異星人とも協力して倒すぞ!
  • なんやかんやで敵対勢力を倒しつつ、最重要区画を見つけたぞ!
  • あれ、最重要区画を確認したら、超重要なものが壊されている。
    おかしいな、こうなると、自分たちは生きていけないハズなのに・・・、で終わり。
  • そもそもこの覚書の目的がゼノブレイドクロスの決定版を楽しむためのものなので、
    もっと具体的な概要や、追加ストーリー(その後のストーリー)は、本編のプレイで確認を。

各シリーズの関連性についての考察、自分が想像した年表

先に補足情報

ゼノブレイド3の追加ストーリーの終盤のイベントシーンで流れるラジオの音声で下記があり、
関連性についてある種の「匂わせ」がある。


統合政府は本年度中に 第十三次までの移民を計画しており
第九次以降は 7月に就航する新型の超長距離恒星間移民船
フィラデルフィア級が母船として配備されるとのことです

引用元:ゼノブレイド3 追加ストーリー「新たなる未来」 第5章:ナエルの想い イベント内のラジオ音声より。

ゼノギアス本編の舞台となっている惑星に墜落した「エルドリッジ」は、
フィラデルフィア級超大型恒星間航行船二番艦」。つまり技術体系としてゼノギアスの世界と類似性はある。


昨夏より議会に提出されていた サルワートル人権擁護法案についてです
この度 13の自治州から 法案反対の請願が出されたことを受け
司法省第七特別人権委員会は 再度法案の妥当性を審議すると共に
(中略)
ではここで 本件に関して ミーノース自治州選出議員
ディミトリ・ユーリエフ氏から 声明が出されておりますので
そちらをお聞きください

引用元:ゼノブレイド3 追加ストーリー「新たなる未来」 第5章:ナエルの想い イベント内のラジオ音声より。

ゼノブレイドにおいて地球で発生していた内戦で、
統合政府と敵対していた組織の名前が「反政府軍サルワートル」。
ただし、サルワートルが何なのかはゼノブレイドシリーズでは一切触れられていない。
「人権擁護法案」が出るくらいの、何らかの立ち位置にいた存在であることは推察される。
それに関連するのが次の補足。

ゼノサーガにおいては「サルヴァートル」と呼ばれる組織、一味がいる。
サルヴァートルは「救世主の子ども」という意味で、本編の時代ではU.R.T.V.とも呼ばれ、
昔はデザイナーズチャイルドとも呼ばれた。
このデザイナーズ・・・設計された子ども、というのは、「遺伝的調整を受けた人間」を指し、
計画立案者であるディミトリ・ユーリエフ氏の遺伝子を基に全669体 製造された人型生体兵器となる
(サルヴァートルたちは、遺伝子的にはディミトリの子ども)。
で、ゼノサーガの時代では、宇宙の探索が進んでいて、とにかく人手が足りない状況だったため、
人的資源の有効活用として、ヒトのクローン化や遺伝子改編などが行われていた。
しかしそれを続けていくにあたり遺伝子の異常などが起こってしまったため、
遺伝子改変等を行わない純粋な生体の保護なども、追って行われた。
そんな中、ヒトではない有機物から製造された人型生命体「レアリエン」が開発、誕生した。
レアリエンは奴隷のように扱われたが、感情が、意思があることが分かり、
色々あって、亜人間として社会的権利を認める憲章が生まれた。
しかし、憲章があってもレアリエンに実質的な権利が認められたわけではなく、
引き続き、人間に使役され続け、ゼノサーガ本編でも差別的に取り扱う場面はある。
そういったように何かと「人権」に関する問題は表出しており、この事からも、
符号が一致しすぎているので、サルワートルとサルヴァートルは同じものを指していると見ていい。
(ちなみにこの辺、ゼノブレイドクロスで言う、
サマールの民から生み出された人工生命体のサマール連合を何やら暗示させるような内容ですね。
形は違えど、どの世界線の宇宙でも似たようなことが行われているのかもしれない。)

ディミトリが自治州選出議員、となっている件についての補足と疑問。
ゼノサーガの情報になるが、地球人類が宇宙に進出してから、なんやかんやで星団連邦が組織され、
それは約50万の惑星と、数万の自治州政府によって構成される星間統合国家となっている。
各星系ごとに自治州政府が分かれており、それぞれで独立の行政、立法機関を持つものとされているが、
原則として連邦政府に隷属している。
連邦中央政府で行われる重要な会議の事を枢機院ないし枢機院会議と呼び、
枢機院の中心となるのが24名の上席討党議員で、ディミトリはそのうちの1名だった。
つまりディミトリは自治州から選出された偉い議員、ってのがゼノサーガの立ち位置。
で、ゼノブレイドにおいてはミーノースという自治州の選出議員であることから、
ゼノサーガと同じ立ち位置の人間なのでは・・・、と思うかもしれないが、時系列的におかしな部分が出てくる。
そもそもゼノサーガで星団政府が、そして自治州政府が生まれたのは、地球から脱出して、しばらく経ってからの話である。
でもゼノブレイドの場合、ラジオから分かることとして、移民計画が実行されている只中の話となっている。
ゼノブレイドでは移民先の各惑星がなければ、自治州政府も星団連邦も当然その時点では存在しえない。
なので、ゼノサーガにおいて暗躍しているディミトリと、ゼノブレイドに出てくるディミトリは別人なのでは、となる。
が、これが厄介なことに、ディミトリはゾハルと接触し、その際に、人に憑依する力を得ており、
ゼノサーガ本編において少なくとも数百年は生きている、という設定となっている。
そもそもサルヴァートルを作ったのが、ゾハルと接触し、上位存在であるウ・ドゥによって恐怖に支配されたことで、その恐怖を克服するため、ウ・ドゥに対抗するためである。
だから時系列的に、地球があった時にサルヴァートルが既に存在していたのならば、
ディミトリがゾハルに接触したのもまだ地球があった、地球にいた時代である、となる。
それによってディミトリは、地球があった時代から、星団連邦が設立した後の時代でも、人への憑依を繰り返し、生き続けていたということが推測できる。
もしゼノサーガとゼノブレイドの世界線が同じだったと仮定するならば、ディミトリは昔からずっと偉い立場で居続けたのだろう。
地球にいたときはミーノース自治州選出議員であり、星団連邦が出来た後では星団連邦のどこかの自治州政府に所属する上席討党議員として(ちなみにゼノサーガ作中では、ディミトリは星団連邦のトップに就任する)。


ただ、ゼノサーガにおいては永劫回帰によって宇宙がリセットされたことはあったようなので、
別々の宇宙で同じ情報が再生される=同名の人物やモノが誕生する可能性は普通にあるため、
「たまたま名称が一致しているだけ」で、それをもって、
(ゼノサーガとゼノブレイドが)同じ世界の話だとは断定できない
※同じ名称だからといって、リセット前後の各宇宙で、
その出来事の内容や、発生時期に差異が出ることもあるだろう。

シリーズを無理やり結び付けた場合の、自分が想像・考察した年表

都合の良い想像です。
シリーズにまたがった内容がある場合は、ゼノギアス側の年をベースに記載。
各シリーズを「想像」「考察」も踏まえて、時系列順になるよう作成した年表なので、
これが正しいと誤認しないように、ご理解を

  • 古代

    【ゼノサーガ】ゾハルにアクセスする力とも言える、宇宙に異変が起こった時、
    宇宙の下位領域を消去する存在である「アニマ」(ゾハルを通じて力を得る)、
    及びアニマの力をコントロールする存在である「アニムス」が
    自我を持ち、地球にたどり着き、人間の姿で実体化する。

    • アニマは、イェオーシュアと名乗る(後の時代ではケイオスと名乗る)。
    • アニムスは、マリアと名乗る。
    • なぜ地球に? というのは分からない。
      もしかすると、ゾハルがこの時点で既に地球にあって、それに感応したのかもしれないし、
      ゾハルはイェオーシュアがいたから地球に出現した可能性もある。
      関連情報がどこかにあった気がするけど、この辺、失念した。
  • 【ゼノサーガ】イェオーシュアとマリアは自分の存在理由に悩み、その心を救った人間が現れる。
    それが救世主と呼称される存在で、いつから救世主の元に人が集まり、一派が出来上がる。

    • この救世主がキリストという説があるが割愛。
    • また、マリアと仲良くなったものがおり、その者が、アニムスを起動させるために必要な特殊な存在となる。
      その者をマリアの巫女と呼んだ。
  • 【ゼノサーガ】本来、イェオーシュアしか使えない、ゾハルを制御する特殊な言葉「レメゲトン」を、
    みんなが使えるようにと、書籍化する。しかし、レメゲトンはイェオーシュアしか正確に扱えないため、
    書籍「レメゲトン」は劣化版と言える。

  • 【ゼノサーガ】救世主一派の中から、アニムス無しでアニマの力を行使できる人間が現れる。

    • その者らを「ゾハルの民」と呼んだ。
    • ゼノギアスで言う、エーテルを行使できる存在のようなものだろう。ゼノギアスの設定では、
      エーテル能力=ゾハルに干渉し、エーテルを使用できる能力=疑似ゾハルの能力、とあった。
      ちなみに、ゼノサーガにおけるエーテルは別で、エーテル技=ナノマシンによる高等応用戦術とある。
      なお、ゼノギアスにおける宗教「ニサン教」の開祖アドリエルは、
      エーテル能力が高く、それに魅せられた人々が神の使いと崇めて宗教化している。
      ゼノギアスやゼノサーガでは、ゾハルと宗教にそういう符号が存在する。
      ゼノギアス2でも宗教に関連する部分はある。法王マルベーニも
      ゾハルに関連するトリニティ・プロセッサーが基になったコアクリスタル絡みで翻弄されている。
    • そんな一派から、レメゲトンを解析したものが現れ、3つの「神の遺物」を創造する。
      ちなみに下記がその3つ。
      • オメガ:ゾハルを動力源とする兵器。
      • メルカバ:オメガの母艦。
      • ツァラトゥストラ:宇宙の構造を変える装置。
    • その者らは、神の遺物を使い、ゾハルを通じて上位領域に侵攻することを企むが失敗。
  • 【ゼノサーガ】そんなこんながあったりし、なんだかんだで救世主が死亡。

    • 更になんだかんだで、イェオーシュアは色々な騒動の元になっているアニマの力を分断することにする。
      • アニムスの力を使い、アニマは12個に分断され、分断されたものはアニマの器と呼ばれた。
    • 更になんだかんだで、マリアの巫女が亡くなり、それを追うかのようにマリアまで亡くなってしまう。
    • マリアの肉体と、アニマの器を、聖地(レンヌ・ル・シャトー)に封印。
  • 【ゼノサーガ】一方、宇宙を保護する役割を持つヴィルヘルムは、
    「秩序と混沌の羅針盤」を持ち、その表示内容で状況を察知するのだが、
    それにより、いつかは分からない未来、宇宙が崩壊することに気づく(宇宙崩壊の理屈・理由はあるが割愛)。

    • 宇宙を崩壊させないため、その前に宇宙(下位領域)を初期化し、崩壊が近づけばまた初期化する、
      ということを繰り返す、永劫回帰を計画する。
      これには神の遺物に関連するものや、ゾハル・アニマ・アニムスの力、アニムスの巫女が必要となる。
      • 根本にはエネルギー源、扉(ゲート)とも言えるゾハルが必要。
      • ゾハルにアクセスできるアニマの力は、アニマの器から復元しなければいけない。
        また、アニマの力を行使するにあたり、アニマの器に迎合する人間も探さなければいけない。
      • アニマの力をコントロールするには、アニムスの力が必要で、アニムスを起動するには巫女も必要。
        しかし、マリアや巫女は死んでしまっているので、マリアの肉体を獲得し、死んだマリアの意識を集め、
        マリアを復活させる必要や、人間である巫女は転生体を待つ必要がある。
        ※ちなみにゼノサーガの主要キャラKOS-MOSは、マリアの器となるべく開発された人型機械であり、主人公のシオンは、マリアの巫女の転生体である。
    • 以降、ゼノサーガにおいては、永劫回帰に必要なものを巡って、ヴィルヘルムが暗躍し続け、
      さらに発見されたレメゲトンを使って、新たに開発されたものなどで多様な歴史を紡ぐことになるが、
      その詳細はこの年表上では割愛する。
  • 西暦20XX年

    【ゼノサーガ】地球ゾハル発見

    • 発見経緯やら何やら、宇宙を保護する存在、ヴィルヘルムの暗躍によるもの。
    • ゼノギアスにおいては西暦2001年の発見となっている。
    • ちなみに詳細な時期は不明だが、レメゲトンもこの頃に発見されたという。
  • 【ゼノサーガ】ゾハル研究で高エネルギーを取り出せることに気づき、ゾハルとの連結実験を実施。

    • その際、被検体になった少女が消失(領域シフト、局所事象変異)。
      • 被検体は、ヴィルヘルムが運用するヴェクター社に所属する、ゾハル開発主任グリモアの娘ネピリム。
    • これをきっかけに、周囲の人やモノなども次々と消失、消失現象拡大
    • ディミトリがゾハルに接触したのもこの研究付近と思われる。
    • そしてディミトリがゾハルからアクセスできる上位存在ウ・ドゥに対抗(恐怖の克服)すべく、
      自身の遺伝子を使い、遺伝子調整したサルワートル(サルヴァートル)を作り始める。
    • さらにレメゲトンはこの頃までにデータ化(電子化)され、原本の書籍は紛失している。
      地球で発生した消失現象に伴って、レメゲトンは断片化してしまい、虚数領域に散らばって行った。
      後の時代に、それを入手した科学者「ヨアキム博士」が不完全ながらも復元に成功し、
      ゾハル研究の第一人者となり、ゾハル エミュレータ(模倣装置)まで開発するに至っている。
      この辺の詳細は、年表上は割愛する。
  • 【ゼノブレイド】消失現象で地球がやばいと判断し?、脱出する「地球種汎移民計画」をたてる。

    • それに伴い、地球の世界を取りまとめる統合政府を設立。
  • 【ゼノブレイド】統合政府がゾハル研究機関「アオイドス」を設立。

    • おそらくこの時点でゾハルの研究はさらに進んでいたと思われる。
    • ゾハルは複数の宇宙を繋ぐ扉(ゲート)であるとし、それが大被害を起こすことを懸念し、
      アオイドスはゲートを管理するために「トリニティ・プロセッサー(ウーシアロゴスプネウマ)」を開発。
      • トリニティ・プロセッサーは生体素子を採用し、仮想空間で育成し、
        人の判断によらずしてゲートを管理できるようシステムを拡張していく。
        要は、人工知能を持ったうえに、生体素子を用いれば、人型も実現できなくはない、すごい機械。
    • ただ、ここはゼノサーガの設定や時系列的には矛盾が出うる部分。
      • そもそも消失現象が起きているんだから、今さらゲートの制御をしようとしてどうするんだっていう疑問。
      • かといって、アオイドスは統合政府が設立したものだから、時系列的には移民計画後なのは確実で、
        じゃあ、移民計画が出来たのはなぜかという話になると、消失現象が起きたから、と言いたいところ。
        でも、ゼノブレイドクロスの話を採用すると、「異星人の争い」から逃げるためであって、
        そうするとアオイドスの動きが、時系列的に前後してしまい、
        どうしてもゼノサーガと結び付けようとすると矛盾が出てきてしまう。
      • で、自分の想像だとゲートの制御はすなわちゾハルの制御、
        これにより消失現象の解明や、それを止められる可能性も考えたのかな、と。
        それならば消失現象が起きた後、かつ、エルマが来る前に開設されても納得はできる。
        あるいは、そのゲートを用いて、消失現象から別の宇宙に逃げるっていう手段も考えたのかもしれない。
        まぁ、宇宙の保護を目的とする、暗躍しているヴィルヘルムが
        それ(消失を放置して別の宇宙に逃げる)を許すとは思えないが。
        • そういやゼノブレイドクロスでいうサマールの民は、
          別の世界からきた宇宙創世の時代からいる存在とされているな。
          もしかするとゾハルを使って逃げることが出来た高度な文明を持つ存在がいた世界線があったのかも?
  • 西暦2026年
    (推定)

    【ゼノブレイドクロス】異星人エルマが来訪。

    • 地球が異星人勢力の争いに巻き込まれることを伝達(予言)。
    • ただでさえ消失現象があるのに踏んだり蹴ったり・・・かと言うと、
      エルマによってもたらされた技術で、脱出に向けた移民計画が進行する。
      • ゼノサーガにおいて、地球の消失現象から宇宙に脱出するまでの期間は明記されていなかったが、
        それでも急いで脱出したのであろうとは推測されていた。
        でも当時の地球にそんな技術があるとは思えず、チートなヴィルヘルムが準備していたのかな、
        などと思われていたが、もしゼノブレイドクロスと同一の世界であったなら、
        エルマによってもたらされた技術として解決はする。
  • 西暦20XX年

    【ゼノブレイド】地球種汎移民計画による段階的な脱出が開始。

  • 【ゼノブレイド】人権問題がきっかけか、ゾハルを巡るものかは分からないが、
    ゾハルを保有する統合政府と、反政府軍(ディミトリ率いるサルワートル)で衝突が起きる。

  • 西暦2054年
    7月

    【ゼノブレイドクロス】異星人同士の争いまでもが地球圏で勃発、地球焦土に。

    • 異星人の勢力は「グロウス(サマール連合)」と「ゴースト」。
    • 勘違いしてはいけないのは、この時点で地球は「焦土」にはなったが「消失」はしていない。
      壊滅的な状況に追い込まれていたのは確かだろうが。
    • 地球種汎移民計画はここまでに完遂できなかったと思われる。
      • エルマの伝達では、さすがに具体的な争いが起きる時期まで予言することは無かったのだろう。
      • 分かっていたら、2054年7月までになんとしても完了するよう逆引きで計画していたハズである。
      • あるいは、サルワートルによる戦いが発生したせいで、計画遅延があった可能性もあるが。
  • 同年同月

    【ゼノブレイドクロス】急いで準備ができた、生き残った移民船が脱出する。

    • 移民船「白鯨」は脱出成功。
    • 【ゼノブレイド/ゼノブレイドクロス】統合政府とサルワートルの争いによるものか、
      異星人の争いによるものかは分からないが、巻き込まれて撃墜された移民船も多くあったと思われる。
  • 【ゼノサーガ】地球から脱出した際、ヴィルヘルムは消失現象が宇宙に拡大するのを阻止するため、
    プランクスケールと呼ばれる方法で地球を封印

    • これにより、地球は観測不可能となり、ロスト・エルサレムと呼ばれるように。
    • 矛盾:ゼノブレイドとは、地球が「ロスト」した理由も方法も異なる。
      ゼノブレイドでは、ゾハルによってその宇宙の空間上はロスト(=消失(局所事象変異))し、
      ゼノサーガでは、ヴィルヘルムによって封印されたことでロスト(=観測不可)している。
    • ただ、ヴィルヘルムの方法は、封印(≒消失)であって、地球の消滅はさせていない。
      となると、そこに巻き込まれた人類や、異星人勢力がまだ残っていた可能性はあり、
      クラウスの実験による消失は、プランクスケールされた直後に実行された、とすれば、
      おかしな話ではなくなる。
    • でも、そう単純な解釈では行かない展開が、ゼノサーガではこの先にある。
      なんやかんやあって、封印されていた地球の一部=「聖地(レンヌ・ル・シャトー)」だけが、
      空間軸を無視して、ゼノサーガの宇宙に出現する。
      これは復活ではなく、空間を飛んでその場所にだけ行けるようになっただけ。
      だけどゼノブレイド2でも分かるが、雲海の底に沈んである地球時代の建造物はだいぶボロボロである。
      そこまで壊滅的な状況で聖地が果たして無事だったのか?
    • 単純に被害から逃れた可能性もあるが、そもそも聖地はアニマの力を行使できた救世主一派がいたので、
      ゾハルを通じた、なんらかの保護機能を創り出せた可能性はある(死んだ肉体のマリアが
      朽ちず残っていたわけだし、オメガ、メルカバ、ツァラトゥストラすら創り出しているし。
      そういえばミラは、時空間歪曲で覆われているっていう設定があるしな・・・)。
    • あとは聖地の時間軸の問題か。聖地が出現したのは西暦換算すれば6000年以上にはなっている。
      が、少なくとも白鯨視点での時間軸だと惑星ミラは西暦2056年に出現した可能性がある。
      要は元の宇宙の時間軸を無視して地球が復活を遂げたのなら、その時点で、
      オリジンなどを用いた情報からの再生が可能になり、その先におけるゼノサーガにおける本編での
      聖地の出現も不可能ではなくなる。あるいは融合した後のミラの中に聖地がそのまま残っていた可能性も。
      ただまぁ悲しいかな、メタ的なことを言えば、発売順として、ゼノブレイドが発売されたのは、
      ゼノサーガの後ですから、ゼノブレイドの話をゼノサーガの時点で適用するのは無理やりではある。
      まぁ後付けの設定ならなんでもできる。
  • 【ゼノサーガ】地球脱出時にヴィルヘルムが立ち上げた宗教組織オルムスがゾハルを持ち出す。

    • オルムスは救世主を神とまつる一派で構成した組織。
      ヴィルヘルムが永劫回帰の計画を進める上のコマとして使おうとした。
    • さらに、ヴィルヘルムは、脱出前に聖地を見つけており、アニマの器(12個)もこの際に持ち出しに成功し、
      一方で、同じ場所に封印されていたマリアの肉体は持ち出していない。
      このことからも後に聖地を舞台にした争いが起きるが、年表上は割愛する。
  • 【ゼノブレイド】状況に悲観したクラウスが、ゾハルを用いた実験を強行、失敗し、地球消失

    • 前述に挙げたゼノサーガとの矛盾を解決するために無理やり話を繋げると、
      ヴィルヘルムの封印時点で地球圏に残っていた者たちは、自分たちが封印されたことを知らなかった。
      いや、技術的に色々な観測情報があるハズで、気づかないなんてことがあるかよ、
      と思うかもしれないが、サルワートルによる争いや、異星文明による戦闘すらも発生していたら、
      そんな余裕はないだろうし、中には地球の異常に気づけた人もいるかもしれないが、
      気づいたとて、何もできることはなかっただろう・・・という想像。
    • 消失はおそらく局所事象変異を起こしたもので、実際に消え去ってはいないと思われる。
      ただ、その宇宙から通常アクセスできる空間からは消え去ってはいたのだろう。
    • これにより、ゼノブレイド1とゼノブレイド2、後のゼノブレイド3の世界が生まれることに。
    • ゼノブレイドの物語が開始
    • そもそもの矛盾:ゼノサーガと合わせると、ゾハルはオルムスが持ち出している。
      それと合わせると、ゼノブレイドにおけるクラウスの実験で使われたゾハルは一体・・・となる。
      距離が離れても、トリニティ・プロセッサー経由でゾハルが感応したのか?
      それともやはり、別の世界線の話なのか・・・。
  • 【ゼノブレイド】なんやかんやでゼノブレイド1とゼノブレイド2の世界が融合しようとし、
    ゼノブレイド3のアイオニオン世界となる。

  • 【ゼノブレイド】融合を果たしたアイオニオン(元・地球)がどこかの宇宙に出現。事実上の地球復活

    • ゼノブレイドの世界は膨大な時間が経過していたが、そもそも空間軸が別の世界からの出現だから、
      元の地球があった場所に出現したかどうかは不明だし、ひょっとすると時間すらもズレた可能性はある。
      元の地球があった宇宙と同じ宇宙かすらも不明。
  • 西暦2056年

    【ゼノブレイドクロス】地球を脱出して2年経った移民船「白鯨」が、
    地球圏で暴れた異星勢力(おそらくゴースト)に追撃され、なんとか退けるも、
    突然現れたかのように目の前にあった謎の惑星「ミラ」墜落

    • ゼノブレイドクロスの物語が開始
    • この惑星が「元・地球」であり、「元・アイオニオン」?
    • 惑星ミラは、理由は不明だが時空間歪曲で覆われており、脱出できない。
      以降のミラの状況は、ゼノブレイドクロス本編以外の情報は無し。
  • 西暦2510年
    T.C. 1年

    【ゼノギアス】宇宙移民計画の発動。

    • 年号がT.C.(Transcend Christ)に。
      この西暦の基準は、あくまでゼノギアスでの話。
      ゼノサーガではT.C. 1年がいつからなのか不明のため、以降、ゼノサーガでは西暦換算できない。
    • ゾハルが見つかってから移民計画がたてられるまで約500年も経っている。移民に至る経緯も謎。
      これがゼノギアスと他のシリーズにおける、最大の矛盾
    • よってゼノギアスの世界線は、他のシリーズとは違う宇宙の話だろう・・・
      としたいが、単純にゼノギアスは「初期設定」だから、以降のシリーズでその設定が修正されたってだけの、
      メタ的な理由がある可能性もある。
      例えばゼノブレイドクロスにおいては、異星人から技術がもたらされた、と出来るが、
      ゼノギアスの時はそういった設定がなく、宇宙にホイホイと出られるようになるまでに、
      地球人が地道に技術開発していたことにして、移民に至るまで長くかかったのではないだろうか。
  • T.C. 16年
    西暦2525年

    【ゼノギアス】移民開始(地球脱出)。

    • 矛盾:移民開始時期が他シリーズと比べて遅い。
  • T.C. 294年
    西暦2803年

    【ゼノギアス】移民先の惑星「ネオ・エルサレム」発見。

    • 発見惑星を約束の地「Neo Jerusalem」(ネオ・エルサレム)と命名し、居住開始。
    • ゼノサーガでは、地球(ロスト・エルサレム)から数えて、セカンド~フィフスまで主星を遷移しているため、
      最初に見つけた移民先であるならば、ネオ・エルサレムは
      ゼノサーガで言う「セカンド・エルサレム」と思われる。
      このことからも、ゼノギアスと他シリーズでの設定の違いは明らか。
      (シリーズを追って設定が修正されたか、そもそも別の世界線の話か)
  • T.C. 295年
    西暦2804年

    【ゼノギアス】星団連邦を発足。

    • ネオ・エルサレムが連邦の主星。
    • 以降、人類は宇宙の更なる深淵を目指し、探索の時代へ。
  • 【ゼノギアス】空白の約4,500年

    • ゼノサーガと合わせると、この間に、地球を脱出した人類の末裔があちこちに散らばって行った。
    • そして主星が代わったり(セカンド〜フィフス・エルサレム)、紛争激化したり。
      • 星団連邦は、ゼノサーガ エピソード1時点の設定だと、約50万の惑星と、
        数万の自治州政府によって構成される星間統合国家となっている。
      • そのことからも、宇宙に相当 人が広がったのは分かる。
      • ただし、ゼノギアスでもゼノサーガでも、人工生命体はいたが、
        いわゆる「異星人」の話は出てきておらず、異星人に触れられているのはゼノブレイドクロスだけ。
        ※ゼノブレイドに関しては、宇宙から消失した先の話だから考えなくても良いだろう。
      • このことから、やっぱり世界線は違うのだろうか、と思う部分もあるが、
        ゼノブレイドクロスは「地球圏」と「惑星ミラ」に話の場所が限定されていて、
        異星人がその近辺にしかストーリー上は関わっていないので、
        地球から遠ざかったゼノギアス、ゼノサーガで異星人に触れられていない可能性の説明はつかなくもない。
        でも、それはそれでサマール連合やゴーストなどの異星文明はどこに居たんだって話でもあるが。
  • T.C. 4743年
    西暦7252年

    【ゼノギアス】古代宗教信仰者らの船団に属する運搬船からゾハル発見

    • ゼノサーガと合わせると、地球脱出時にゾハルを持ち出した宗教組織オルムスに関連する船だろう。
  • 【ゼノサーガ】ゾハルが再発見されたことで、ヴィルヘルムの永劫回帰計画が進んでいく。

    • 地球の状況・・・アイオニオンや惑星ミラのことなんか、知るよしもなく?
  • T.C. 4753年

    【ゼノサーガ】ミルチア紛争 勃発。結果、ゾハルがアビスに封印

    • 後にヨアキム博士が紛争の主犯格とされたが、それは汚名を着せられたもの。
      博士はミルチアで起きたある出来事が収拾できないと悟り、
      アビス=二重のブラックホールの先にミルチアごと封印(ミルチアにゾハルもあり、一緒に封印)し、
      宇宙に問題が拡大しないように、すごく頑張っていた。
      なお、博士はこの時に亡くなったり、主人公関連でもキーポイントの出来事が色々発生する。
      年表上での詳細は割愛。
  • T.C. 4765年
    西暦7274年

    【ゼノギアス】惑星消滅事故。

    • ゼノサーガでいう惑星アリアドネ消失のことと思われる。
    • セラーズ博士によって行われたゾハル エミュレータの起動実験によって、
      局所事象変異が発生し、アリアドネが消失した。
      • アリアドネは惑星そのものがグノーシス化(聖堂船タイプ)したので、これは惑星ミラではない。
  • T.C. 4766年
    西暦7275年

    【ゼノギアス】恒星間戦略統合兵器「デウス」完成。

    • 宙域紛争を終結させるのを目的に開発された兵器。エネルギー源にゾハルを使用。
      統御システムが「カドモニ」。
  • T.C. 4767年
    西暦7276年

    【ゼノギアス】ゾハルとの連結実験で「デウス」の暴走。

    • デウスが周辺のコロニーとMiktam04β移民惑星を侵攻し、甚大な被害
    • なんやかんやで「エルドリッジ」が、デウスシステムを回収、生存者 約120万人を載せ移送開始。
    • 矛盾:ゼノサーガにおいて、この時点でゾハルはミルチア(≒アビス)に封印された状態。
      シリーズに繋がりがあるのならば、デウスに使われたのがオリジナルゾハルのハズがない。
    • 有力なのは、ゼノギアスの設定資料では、T.C. 4,765年にゾハルを発見、回収した記載がある。
      同4,765年に前述の惑星の消滅事故が起きているので、そこから紐づけるなら、
      セラーズ博士が作ったと思われるゾハル エミュレータがデウスに使われたものとすれば、矛盾は無くなる。
    • 更に、Miktam04β移民惑星は、ゼノサーガにおける惑星ミクタムのことと思われる。
    • ゼノサーガでは、ミクタムでゾハルの起動実験が行われており、失敗し、
      グノーシスが多数現れたことで、ミクタムが壊滅したとされる。
    • 矛盾:また、この時点ではゼノサーガの時間軸で言うと、使われたゾハルが、
      オリジナルゾハルか、ゾハルエミュレータかどうかは分からない。なぜなら、時系列的に
      ミクタムが壊滅したのは、ミルチア紛争が起こる前の出来事のため、まだオリジナルゾハルが
      アビスに封印されておらず、オリジナルを巡った争いが続いている渦中だったからである。
      ここについてはこの年表上は時系列が矛盾してしまっている。
      ※単純にゼノギアスとの設定の違いやもしれないが。
      なお、ゼノギアスでのデウス暴走はT.C. 4,767年となっているが、ゼノサーガの時間軸であれば、
      デウス暴走の場であったと思われる惑星ミクタムの壊滅は、
      ミルチア紛争のT.C. 4,753年より前でなければいけない。
    • ちなみにミクタムには、アニムス無しでアニマの力を行使できる「ゾハルの民」の末裔がいた。
      その末裔がツァラトゥストラの起動端末であるペンダントを持っており、
      ペンダント所持者がミクタム壊滅時に亡くなる前に子どもに渡され、
      その子どもがゼノサーガの重要キャラの一人でもある「ケビン」である。
      その関係からか、ツァラトゥストラもミクタムに封印されており、以降、年表上では割愛するが、
      ツァラトゥストラを巡ってミクタムが物語の舞台となる場面もある。
  • T.C. 4767年
    西暦7276年

    【ゼノギアス】移送中のデウス再暴走、「エルドリッジ」墜落

  • 同年〜

    【ゼノギアス】約1万年にも及ぶ、墜落先の惑星でのゼノギアスの物語が開始

    • 地球の状況は不明。少なくともエルドリッジが墜落した惑星は地球ではない。
  • T.C. 4767年
    (推定)

    【ゼノサーガ】星団連邦所属の「ヴォークリンデ」が、
    流出していたヨアキム博士が開発したゾハル エミュレータの1つを発見、回収。

    • 色々割愛しているが、ゼノサーガにおいては、ゾハル研究の権威「ヨアキム博士」が、
      ゾハル エミュレータを12個、開発している(セラーズ博士とは別)。
    • ヴォークリンデは、惑星アリアドネ消失事件の調査と、ゾハル エミュレータの回収の任に就いていた。
  • 【ゼノサーガ】ヴォークリンデにグノーシスが襲撃ゼノサーガ エピソード1から始まる物語が開始

  • 【ゼノサーガ】ゼノサーガ本編の内容は割愛するが、ゾハル回収やら、
    なんやかんやでヴィルヘルムの永劫回帰阻止
    しかし宇宙の消滅の危機が変わらず残る。
    そんな中、宇宙に干渉できるケイオスが、消滅から、全てを救う鍵
    ロスト・エルサレム(地球)に眠っているから探してね、とゼノサーガの主人公らに託し、
    主人公らはロスト・エルサレムを探す新たな旅へ・・・。

    • なんで地球に鍵があるんだ、そしてなんでそれを知っていたんだ、というのは知らない。
    • 少なくとも、ゼノギアスと話の繋がりがあったとするならば、
      ゼノギアスでは墜落してから約1万年が経過している=その惑星は消滅していないことから、
      宇宙の消滅の危機は避けられた、ということではあるのだろう。
  • 創始歴9999年
    西暦17275年
    (推定)

    【ゼノギアス】エルドリッジ墜落先の惑星で「デウス」破壊に成功。
    惑星はヒトの手による統治へ。
    ゾハルに取り込まれた「波動存在」解放(上位領域へ還る)。

    • この先の歴史は誰も知らない・・・。

とまぁ、ご都合主義で、無理にまとめると、こうなる。
ゼノギアスは、最大の矛盾となる、移民開始時期が異様に遅かったことを除けば、まぁ繋げることは可能。

ただ、世界線がどうなっているんだってのは、やっぱり問題でしょうね。

  • 融合を果たしたゼノブレイド3の世界(元・地球)と、ゼノブレイドクロスの惑星ミラとの関係や、
    ミラの空間軸・時間軸について。
  • 地球のロストはゼノブレイドのクラウスによる消失か、ゼノサーガのヴィルヘルムによる封印か、
    あるいはその両方(時系列でつなげれば、封印の直後、消失)か。
  • 仮に消失だった場合、ゼノサーガの宇宙において、地球の一部=聖地にアクセスできたことの理由。
  • ゼノサーガ エピソード3後の主人公らと地球の行く末ゼノブレイドクロスの惑星ミラの行く末
    ゼノギアスにおける地球の状況宇宙の未来・・・。

世界線が、宇宙そのものも別だった場合は、もうそれぞれ別のお話としてどうでもいいことになりますけどね。

でも、同じ情報から再生された何かはあるハズだよな。
地球、ゾハルっていう共通点もあるわけだし、仮想世界のような仕組みといい。
そうなってくると宇宙創世の時代からいる、異世界からきたサマールの民が、
何か根源に関わってそう、とはなってくる。
(あるいはサマールの民ですらも、何かから逃げてきたのかもしれないが。)

最後に

謎は分かっていないし、シリーズの繋がりも自分の作った想像年表のようにあるのか無いのかは分からないけど、
こうして分かっている事実や、考察を織り交ぜると、きっとゼノブレイドクロスの世界も楽しめることでしょう。

自分で言うのもなんだけど、少なくともこの記事公開時点で、
シリーズ全体について触れた単独の記事は他にはまず無いと思います。
概要や重要な設定などを軽く確認するような、簡易的な辞書的な入口としては相応に役立てる部分があるハズ。
色々と参考にでもしてください。

さあ、ゼノシリーズを、レッツプレイ!
(と綺麗に締めたいところだけど、ゼノギアスもゼノサーガシリーズも、
現後機ではプレイできないんですよねぇ・・・)

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